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  • 【日経平均】半年間で区切ると55年間で一番強い上昇トレンドはいつだった?

    【日経平均】半年間で区切ると55年間で一番強い上昇トレンドはいつだった?

    1970年から2025年までの約55年間にわたる日経平均株価の週足データをもとに、6カ月(半年)ごとの「陽線出現率」を集計しました。各週を起点として半年間のローソク足を対象に、終値が始値を上回った週(陽線)をカウントし、陽線本数と比率を算出したものです。これにより、どの時期に相場の勢いが最も強かったのかを定量的に把握できます。


    表による比較

    直近半年(2025年4月〜10月)はバブル期超えの強さ

    最新データでは、2025年4月下旬から10月末にかけての半年間が特に際立っています。週足27本のうち20本が陽線となり、陽線率は74%に達しました。累積リターンはおよそ+43〜45%と、1987年のバブル期を上回るペースです。日足換算ではさらに23本の陽線が確認されており、勢いの強さを裏づけています。

    この期間は米国市場の堅調さや円安の進行が背景にあり、海外勢の資金流入が日本株の上昇を支えたと考えられます。特に4月から7月にかけての「連続陽線相場」は、市場心理の強気転換を象徴する局面となりました。

    期間(起点〜終点)週数陽線本数陰線本数陽線比率累積リターン
    2025-04-28 〜 2025-10-272720774.07%+42.72%

    コロナ後から続く上昇の波

    次に注目されるのは、ポスト・コロナ期の上昇局面です。2023年1月から6月、そして同年10月から翌年4月にかけて、いずれも陽線率が約70%、累積リターンが+25%前後という安定した上昇を示しました。世界的な金利上昇局面にもかかわらず、日本株が底堅さを見せたのは、企業収益の改善と構造改革への期待が重なったためです。

    期間(起点〜終点)週数陽線本数陰線本数陽線比率累積リターン
    2023-01-02 〜 2023-06-262618869.23%+28.47%

    さらに2020年春、コロナショックからの初期反発では、陽線率こそ60%前後と控えめでしたが、累積リターンは+30〜40%と急反発を示しました。短期間でのリスク許容度の回復が如実に表れた期間といえます。

    期間(起点〜終点)週数陽線本数陰線本数陽線比率累積リターン
    2020-04-06 〜 2020-10-0527161159.26%+32.26%

    アベノミクス期の特徴:持続的な強気トレンド

    2012年から2020年のアベノミクス期も、半年単位で見ると高い陽線密度が続きました。とくに2015年前半は、陽線率が76%を超え、半年で+20%を超える上昇を記録しています。異次元緩和によるマネーフローが株式市場へ向かった典型的な局面であり、政策相場の勢いを裏づけるデータといえます。

    期間(起点〜終点)週数陽線本数陰線本数陽線比率累積リターン
    2015-01-19 〜 2015-07-132620676.92%+21.47%

    歴史的ピーク:1987年のバブル前夜

    最も象徴的なのは1987年前後です。半年で26〜27週のうち23本が陽線となり、陽線率は驚異の85〜88%に達しました。累積リターンも+20〜30%台を記録し、過熱した投機相場の勢いを定量的に示す結果です。これはバブル期の市場心理の極端な強気を数字として裏づける貴重なデータといえるでしょう。

    期間(起点〜終点)週数陽線本数陰線本数陽線比率累積リターン
    1987-02-23 〜 1987-08-172623388.46%+29.21%

    データから見える「週足上昇トレンド」

    今回の内容をまとめると

    55年のデータを通じて明らかになったのは、強い相場には共通するリズムがあるという点です。

    1. 半年で20本前後の陽線(約75%)
    2. 累積リターン+25%以上
    3. 外部要因との連動(政策転換・通貨動向・海外市場)

    この3条件がそろうと、トレンドフォロー型の投資戦略が最も機能しやすくなります。2025年の現行トレンドも、まさにこの条件を満たしており、歴史的に見ても稀にみる強さを持つ局面といえます。


    今後の展望

    今回の分析は週足ベースで行っていますが、日足データを用いればさらに精緻なリズム分析が可能です。陽線率のほか、値幅やボラティリティを加味することで、トレンド転換点の検出精度を高めることができます。今後はこれらを統合した「陽線パターン指数(仮)」の開発を進め、相場の強弱を定量的に捉える指標として応用していきたいと考えています。


    55年の歴史を振り返っても、2025年春以降の半年間はバブル期を超える勢いを見せています。単なる一時的な上昇ではなく、構造的な資金シフトや市場参加者の変化を伴った動きとして注目すべき局面といえるでしょう。
    一点注意すべき点は、「円安基調が円高基調に変化した」と市場のコンセンサスが変化したときです。

    (作成日:2025年10月30日)

    関連記事:

    【日経平均】年末パフォーマンスを55年分の9月と8月のデータで占う

  • 【日経平均株価】徹底比較:1990年 対 現代

    【日経平均株価】徹底比較:1990年 対 現代

    前回記事:

    今の日本株は「バブル」の再来か?


    1990年と現代、二つの時代の市場を比較すると

    その違いは、数字の上でも、そしてその背後にある構造的な質の上でも明白です。本セクションでは、定量的および定性的な側面から、両者を直接比較していきます。

    定量スコアカード:二つの時代の記録

    マクロ経済環境と株式市場の主要指標を比較することで、両者の根本的な違いが浮き彫りになります。

    表1:マクロ経済指標の比較

    指標バブル期(1988年~1990年頃)現代(2023年~2025年頃)
    実質GDP成長率高成長(平均5%超)緩やかな成長(0.3%~1.2%)
    消費者物価指数(CPI)穏やかだが上昇傾向(平均2.0~3.0%)デフレ脱却、穏やかなインフレ(2.0%~3.0%)
    政策金利低水準(2.5%)から急激な引き上げへゼロ近傍から正常化へ(~0.5%)
    マネーサプライ(M2+CD)伸び率高水準(平均10%超)低水準(平均3%未満)
    全国市街地価格指数爆発的な上昇(年率二桁成長)安定から緩やかな上昇へ

    表2:株式市場の特性比較

    特性1989年12月2024年~2025年頃
    日経平均株価水準約38,915円38,915円を突破し、40,000円超へ
    平均PER(東証一部/プライム)約61.7倍約16.5倍
    時価総額上位企業銀行が独占(NTT、興銀、住友銀、富士銀、第一勧銀)多様化:製造業(トヨタ)、ハイテク(ソニー、日立)、金融(三菱UFJ)、小売(ファーストリテイリング)
    市場の主な牽引役国内の過剰流動性と投機企業業績とガバナンス改革

    これらの表が示すように、1989年の株価の頂点は、過剰な信用供与と資産インフレに支えられた高成長経済の中で形成されました。一方、現代の頂点は、緩やかな成長とインフレ、そして金融引き締めへの転換期という、全く異なる背景を持っています。
    特にPER(株価収益率)の劇的な違いは、1989年の市場が投機的なバブルであったのに対し、現代の市場がファンダメンタルズに基づいていることを明確に示していると言えます。


    見えざる変革:質的なシフト

    数字以上に重要なのは、日本企業と金融システムの「DNA」そのものが変化した点です。

    まず第一に、コーポレートガバナンス改革が挙げられます。
    1990年当時、企業の経営陣は株主に対して事実上説明責任を負っておらず、収益性よりも市場シェアを重視し、資本は非効率な株式持ち合いに固定されていました。
    現在では、各種の制度改革や投資家からの圧力により、ROE(自己資本利益率)の改善や、自社株買い・増配を通じた株主還元の最大化が、経営の最優先課題の一つとなっています。
    これは単なる景気循環的な変化ではなく、日本の資本主義における不可逆的な構造転換であると考えられます。

    第二に、投資家層の変化です。
    1990年の株主構成は、発言力の乏しい国内金融機関が中心でした。
    一方で、現代では海外投資家が最大の売買主体となり、アクティビスト(物言う株主)の活動も過去最高水準にあります。
    この変化は、かつてのバブル期に見られた経営の自己満足を許さない、強力な外部からの規律として機能しています。
    こうした外圧は、経営陣にグローバル基準の資本規律を遵守させる力となり、1980年代のような非合理的なバブル形成を抑制する強力な予防策となっています。

    第三に、金融システムの健全化です。
    1980年代のバブルを無謀な融資で煽った銀行セクターは、今では全く異なる存在になりました。
    バブル崩壊後の不良債権処理と、自己資本比率規制の厳格化を経て、現在の銀行は堅固な資本基盤を持ち、貸出姿勢もはるかに慎重です。
    日本銀行の最新の「金融システムレポート」でも、金融システム全体が安定しており、大きなストレスに対する耐性を備えていると評価されています。
    かつてリスクの震源地であった銀行セクターが、今では安定の礎へと変わったことは、日本経済の最大の変化点の一つと言えるでしょう。


    総括、展望、および戦略的示唆

    結論:過去の反響ではなく、新たな旋律へ

    本レポートの分析から導かれる結論は明確です。
    現在の株式市場の上昇は、1980年代のバブルとは本質的に異なる現象です。
    日経平均株価という表面的な水準は類似していますが、その土台は全く別物です。
    1989年の頂点が、低金利、非合理的なバリュエーション、そして脆弱な金融システムの上に築かれた「砂上の楼閣」であったのに対し、現代の市場は堅実な企業収益、構造的なコーポレートガバナンス改革、そして合理的なバリュエーションによって支えられています。
    これは過去の反響ではなく、変革を遂げた日本経済が奏でる新たな旋律と言えるでしょう。


    新たなリスクの構図:異なる風景の中での航海

    とはいえ、「バブルではない=リスクがない」というわけではありません。
    現代の市場は、外部環境および国内の構造問題に根差した、全く新しいタイプのリスク群に直面しています。

    • 人口動態という逆風
      「2025年問題」に象徴されるように、団塊の世代が後期高齢者となることで、構造的な労働力不足が深刻化します。
      これは長期的な経済成長を制約し、社会保障費を増大させ、多くの中小企業で後継者問題を引き起こす可能性があります。
    • 地政学的な不確実性
      世界は1980年代の日米貿易摩擦の時代から、米中戦略的競争という、より複雑で不安定な時代へと移行しました。
      日本はこの対立の最前線に位置し、経済安全保障、サプライチェーンの再構築、防衛政策などの課題に直面しています。
      また、保護主義的な米国政権が再び誕生する可能性は、関税政策や同盟関係の安定性に新たな不確実性をもたらします。
    • 金融政策と円の行方
      日本銀行による金融正常化の道のりは、依然として困難を伴います。
      性急な引き締めは、脆弱な景気回復の芽を摘みかねない一方で、対応が遅れれば円安がさらに進行し、輸入インフレを悪化させるリスクがあります。
      今後の円相場の動向は、企業収益および市場全体にとって、依然として最大の不確定要因であり続けます。

    投資家への戦略的示唆

    以上の分析を踏まえると、投資家にとっていくつかの重要な戦略的示唆が得られます。
    もはや日本市場は、マクロ的な金融緩和や期待だけで動く市場ではありません。

    コーポレートガバナンスの構造改革が進んだことで、個別企業のファンダメンタルズを重視するボトムアップ型の投資戦略にとって、かつてないほど魅力的な環境が整いつつあります。

    今後の投資戦略では、ガバナンス改革の恩恵を直接受ける企業、すなわち潤沢なキャッシュフローを持ち、積極的に株主還元を強化している企業に注目すべきです。
    また、労働力不足に対応する自動化やDX(デジタルトランスフォーメーション)といった、日本の構造的課題に対するソリューションを提供する企業にも、長期的な成長機会が見出せるでしょう。

    ただし、投資家は新たなリスクにも備える必要があります。
    かつての国内信用リスクに代わり、地政学的リスクや為替の急変動が、現在では市場安定を脅かす主要要因となっています。
    これらの外部リスクを適切にヘッジしつつ、日本企業の質的変革から生まれる新たな価値を見出すことこそが、今後の日本株投資で成功するための鍵となるでしょう。


    シリーズ記事(全3回):

    1. 今の日本株は「バブル」の再来か?

      今の日本株は「バブル」の再来か?

      以下の記事の続きです。

      導入

      2024年2月、日経平均株価は実に34年ぶりに史上最高値を更新し、市場は40,000円台という新たな領域へと足を踏み入れました。この歴史的な出来事は、多くの投資家にとって喜ばしいニュースであると同時に、一つの大きな問いを投げかけています。

      「現在のこの株価上昇は、1980年代後半のような実態のない『バブル』の再来ではないのか?」

      あの時代、株価も地価も「決して下がらない」という神話のもと、常軌を逸した高騰を見せました。そして、その崩壊が「失われた30年」と呼ばれる長い経済停滞の始まりとなったことを、私たちは知っています。

      本記事では、この根源的な問いに答えるため、1990年の「バブルの頂点」と「現代の市場」が、いったい何が同じで、何が決定的に違うのかを、以下の3つの側面から徹底的に比較分析します。

      1. マクロ経済環境(金融政策と経済成長)
      2. 株価評価の「質」(バリュエーション)
      3. 市場を支える要因(企業統治や金融システム)

      この比較を通じて、現代の日本市場が持つ本当の強さと、直面するリスクを探っていきましょう。


      バブル経済の解剖:1990年の市場は何が異常だったのか

      このラインより上のエリアが無料で表示されます。

      まず、比較の基準点として、1980年代後半のバブル経済がどのようにして生まれ、どれほど異常だったのかを振り返ります。

      すべての始まりは、1985年の「プラザ合意」でした。米国の貿易赤字を是正するために行われたこの国際合意により、急激な「円高」が進行します。日本の輸出産業は深刻な「円高不況」に見舞われました。

      この不況に対応するため、日本銀行は強力な金融緩和策を打ち出します。公定歩合(当時の政策金利)は史上最低の2.5%まで引き下げられました。この政策によって市場に溢れた、コストの安い潤沢な資金(過剰流動性)は、しかし、不況に喘ぐ設備投資のような実体経済には向かいませんでした。その資金が向かった先こそが、株式と不動産だったのです。

      そこから、「資産価格スパイラル」と呼ばれる投機的なループが形成されました。

      1. 市場に溢れた資金が不動産や株式に流入し、価格が上昇します。
      2. 資産価格が上がると、その土地や株の「担保価値」も上がります。
      3. 銀行は、上がった担保価値を元手に、さらに多額の融資を実行します。
      4. そのお金が、再び不動産や株式に流れ込む…。

      この「上がるから買う、買うから上がる」という熱狂の連鎖は、特に土地価格に顕著に表れました。「東京都の山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買える」とまで言われたのは、まさにこの時代の話です。銀行は、借り手の返済能力(キャッシュフロー)ではなく、上がり続ける土地の担保価値だけを見て融資を拡大し、このバブルを未曾有の規模まで膨張させました。

      では、当時の株価はどれほど実態と乖離していたのでしょうか。 それを最も明確に示す指標が「PER(株価収益率)」です。これは「株価が会社の利益の何倍か」を示す数値で、低いほど割安とされますが、1989年末のピーク時、東証一部上場企業の平均PERは、驚異的な「61.7倍」に達していました。

      この数値は、企業の収益力や成長性といったファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から完全にかけ離れた異常値です。当時の株価は、合理的な利益予測ではなく、「日本の株価は下がらない」という根強い神話に支えられた、ただの投機的な熱狂によって維持されていたに過ぎません。

      2025年9月PER18倍
1990年12月PER60倍台

      現代の市場分析:2024年の株高は何が違うのか

      34年の時を経て最高値を更新した現代の日本市場は、このバブル期とは「全く異なる」経済環境と構造的な要因に支えられています。

      第一に、マクロ経済のパラダイムが正反対です。 現代の日本経済は、数十年にわたるデフレから脱却し、2%〜3%台の持続的なインフレ環境へと移行しました。この変化を受け、日本銀行は長年のマイナス金利政策を解除し、金融政策を「緩和」から「正常化(引き締め)」の方向へと進めています。市場に過剰なお金が溢れていたバブル期とは真逆の状況です。

      第二に、現在の株価上昇を牽引している要因が、極めて健全である点です。

      1. 堅調な企業業績 歴史的な円安が輸出企業の収益を押し上げているだけでなく、長年にわたる事業の選択と集中により、日本企業の基礎的な「稼ぐ力」そのものが向上しています。

      2. 決定的な「ガバナンス革命」 これが1990年との最大の違いかもしれません。東京証券取引所による「PBR1倍割れ企業」への改善要請などをきっかけに、日本企業の経営意識が劇的に変化しました。 かつては安定や従業員を最優先し、余った現金を溜め込むだけだった経営から、資本効率と株主へのリターンを重視するグローバル基準の経営へと移行したのです。その結果、企業は**過去最高水準の「自社株買い」や「増配」**を積極的に実施しており、これが株価を直接的に押し上げる強力な要因となっています。

      3. 海外投資家の存在 このガバナンス改革と日本株の割安感に注目した海外投資家が、日本株を大幅に買い越しています。彼らの存在は、経営陣に対して「もっと株主価値を高めよ」という健全なプレッシャーとして機能しています。

      では、現代の株価の「実力」はどうでしょうか。 日経平均株価が史上最高値を更新した2024年2月時点の予想PERは、「約16.5倍」でした。

      この「16.5倍」という数値は、バブル期の「61.7倍」とは比較になりません。現在の堅調な企業収益や妥当な成長期待によって、十分に正当化される合理的で堅固な水準です。


      現代市場特有のリスク要因:円高への転換

      このように、現代の市場は34年前と比較して格段に健全な土台を持っていますが、もちろんリスクが全くないわけではありません。現在の株高を支える要因の一つである「円安基調」が「円高基調」へ転換した場合、複数のリスクが生じることが予想されます。

      まず、輸出企業の採算が悪化し、好調だった業績見通しが下方修正されやすくなります。これは株価の直接的な下押し圧力となります。

      また、海外投資家の動向にも注意が必要です。彼らが為替差損を避けるために「円買い・日本株売り」のポジションを取るようになると、市場全体の売り圧力が増し、株価の変動性(ボラティリティ)が急上昇する可能性があります。

      さらに、企業収益が圧迫されることを通じて、ようやく上向き始めた賃上げや設備投資の活動にもブレーキがかかり、景気全体の鈍化を招く恐れもあります。

      全体として、円高へのトレンド転換は、現在の日経平均にとって明確な調整圧力として作用しやすい局面であることは、十分に認識しておく必要があります。


      結論:二つの頂は「似て非なるもの」

      1990年の頂点が「過剰流動性(カネ余り)」と「土地神話」によって膨らんだ投機的な熱狂、すなわち「バブル」であったのに対し、現代の頂点は、「企業の実力(業績)」と「株主への意識改革(ガバナンス)」という、確かなファンダメンタルズに支えられています。

      もちろん、先ほど述べた「円高」のような短期的なリスク要因は存在し、市場の調整はいつでも起こり得ます。しかし、その構造的な土台を見る限り、現在の日本市場は34年前とは全く異なる、より健全で持続的な成長軌道の上にあると言えるのではないでしょうか。

      次回は図解でバブル期と現代を徹底比較しようと思います。

    2. PER分析の考え方【中長期投資のファンダメンタル指標】

      PER分析の考え方【中長期投資のファンダメンタル指標】

      シーズンごとトレンドや現状が割高か割安かの判断基準になります。

      日経平均株価日足チャートと加重平均PER(折れ線)
      ※引用元 世界の株価と日経平均先物

      日経平均現物のPERやPBRを確認できるページですが、具体的にどうみればいいのか?についてお話します。
      結論だけ先に書くと、加重平均PERは12倍~16倍のレンジで推移しやすい、ということです。つまり、株価が40000であれ30000であれPERが16倍台であればそれ以上株価は伸びにくいという傾向があります。逆に短期的に12倍台まで急落するときは買い場になりやすいということでもあります。

      ここでは「12倍台で買い、16倍台で売る」憶えてください。

      長期日経平均株価日足チャートと加重平均PER(折れ線)
      ※引用元 世界の株価と日経平均先物

      リーマンショック後、PERの長期レンジ値が切り下がる

      リーマンショック以降のチャートです。コロナショックからの世界的金融緩和時やアベノミクス前後以外はおおよそ12倍から16倍がレンジのコアになっていることがわかります。
      ここでは、10年に1度程度起こる世界的大波乱時は10倍台や20倍台もあり得る、と憶えておいていただけるとよいかと思います。

      画像のチャートは下記のサイトから確認できます。

      日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

      PER(株価収益率)の基礎知識

      PER(Price Earnings Ratio)は、「株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍まで買われているか」を示す指標です。

      • 計算式: 株価 ÷ EPS(1株当たり純利益)

      なぜ「12倍〜16倍」がレンジなのか?

      日経平均のPERが12倍〜16倍のレンジに収まりやすいのには理由があります。

      • 12倍(割安): 日本企業の成長期待が低い時の評価。これ以下になると「解散価値」に近づくため、バリュー投資家からの買いが入ります。
      • 16倍(割高): 過去のアベノミクス相場などの好況期の上限。これを超えて買われるには、劇的な業績上方修正や、強力な金融緩和などの材料が必要です。

      海外投資家の視点

      日経平均の売買シェアの約7割を占める海外投資家は、このPER水準をシビアに見ています。 彼らは「日本株はPER14倍なら適正、12倍なら安い」といった機械的な基準でプログラム売買を行うことが多いです。 そのため、ニュースや材料がないのに株価が下げ止まったり、上げ止まったりするのは、このPERの節目に到達しているケースが多々あります。

      実践:PERを使ったトレード

      1. 日経平均プロファイルなどで毎日の予想PERをチェックする。
      2. PER 12倍台: 恐怖に負けずに「買い」。ショック安の底値圏であることが多い。
      3. PER 15〜16倍: 楽観ムードでも「売り(または利確)」。天井圏であることが多い。

      株価という「価格」だけでなく、PERという「価値」を見ることで、相場の過熱感を冷静に判断できるようになります。

    3. 【まとめ記事】ファンダメンタルズ

      【まとめ記事】ファンダメンタルズ

      主にマクロ経済動向やPER等の指標をメインに書いた記事を集めています。

      ※中には記事中の全項目ではなく一部項目でファンダメンタルズ観点での内容を書いた記事もございます。

      指標分析

      金利上昇とバリュエーション調整の関係を検証し、過熱相場がどのように修正局面へ移行するのかを分析しています。短中期で注意すべきリスク要因や需給バランスの変化を整理しています。

      PER(株価収益率)の基本的な考え方や限界点、そして成長率や金利との関係をわかりやすく解説しています。単一の指標に頼らず、複数の要素を組み合わせて評価することの重要性を紹介しています。

      EPS(1株利益)の動きを軸に、株価との乖離や再接近のパターンを分析しています。利益見通しの変化が価格形成に与える影響を時系列で整理し、トレンド判断に役立つ視点を示しています。

      比較分析

      日経平均の週足サイクルをもとに、34000円前後でボトムを形成する可能性を検証しています。テクニカルの波動構造とマクロ環境を重ね合わせ、反発・下落の分岐点を探っています。もちろんファンダメンタルズの観点の補足もあります。

      長期チャネルや過去のピーク水準を比較し、25000円割れという極端な下落シナリオを想定しています。長期投資家に向けて、リスク管理やポートフォリオ耐性の考え方を提案しています。

      米国主要株価指数と日経平均の短期的な相関関係を比較しています。為替や金利、セクター構成の違いに着目し、資金の流れやリスク回避の傾向を読み解いています。

      分析の基本を考える

      価格・業績・金利・需給などの複数要素から市場環境を整理し、判断軸を持つ重要性を解説しています。情報過多な相場の中で、ブレない分析姿勢を保つための考え方を紹介しています。

      イベントリスクが高まる局面で、マーケットがどのようにリスクプレミアムを織り込むかを解説しています。不透明な要因が解消される過程で、相場が再評価されるタイミングを考察しています。

       

    4. 相場環境を判断するための軸を持とう

      相場環境を判断するための軸を持とう

      短期が得意なテクニカルトレーダーから中長期で株などを保持する投資家まで、相場分析の観点や環境、ポジション保有の時間軸は違えど、勝ち続けられるトレーダーや投資家には、相場環境を分析するための”軸”をもっているという点が共通しています。
      この記事では軸の重要性についてお話します。

      “軸”について

      私の軸についてお話すると、それは
      MTF(マルチタイムフレーム)分析によるトレンドフォロー
      ②金利やマクロ経済からなる中長期(1四半期~1年)の流れ

      上記2点が軸になっています。
      ②は①の補助として週足や月足レベルの分析していますので、実質MTFの範疇に入りますが、ファンダメンタルズということで別のものと定義しています。
      この軸を何にしているかは個々のトレーダーや投資家によって変わってくると思いますが、先物やFX等の短期トレーダーに共通していることは、チャート上にトレードのための優位性や再現性を見つけている、という点です。

      優位性が崩れても適応しやすくなる

      テクニカルにしろファンダメンタルズにしろ、過去の傾向から現状を分析しシナリオを構築、シナリオどおりの展開になればポジションを取る、ということは共通しているわけですが、例えばトレンドフォローで上昇転換後すぐにロングポジションもったと仮定すると
      「4時間足レベルの安値切り上げ高値更新の値動きが止まった時点で決済しよう。まだ3波動目だから4波動目で押し目を作り戻り高値の5波動目をつくる可能性が高いな。5波動目つけたらポジションの半分は決済しよう」

      というシナリオとポジションの出口戦略を構築したとします。
      しかし現実には4波動目が深押しになるなど実質上昇トレンド終了の可能性が高まることも頻繁にあります。そうなったときにダウ理論を理解していると
      「4波動目の押しが3波動目の3/2下落してきた。ここから再度高値更新もあり得るが、戻りが弱いと高値切り下げで急落する恐れがあるので、ポジションの半分は利益確定して、残りの半分の決済ラインを前回押し安値の下に設定しなおし様子をみよう」

      というようにシナリオとそれにともなうポジションの出口戦略を柔軟に変更することができるわけです。

      エントリーと決済の判断概要図 移動平均線20と80
      エントリーと決済の判断概要図 トレンド変更チャートシグナルと決済ライン変更

      適応できることは余計な損失を減らすことに繋がる

      故野村克也監督の名言で
      「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」
      というものがあるのですが、野球は失点しなければ負けないゲームであることを前提に、負けた時はエラーだとかバント失敗だとか走塁ミスだとか数々の明確な原因がみつかるが、勝ちが続くときなどはたまたま自軍のホームランが連続したり相手側のミスが多かったりと運がよかったことも多かった、という監督の経験則から生まれた言葉でした。
      私は短期トレードを始めてから損切り決済を考えたとき上記の監督の言葉が脳裏にうかびました。そして相場の格言にも
      「相場でコントロールできるのは損切り決済のみ」

      というものがあり、これは相場は損失さえ出さなければ資金は増え続けるのみ、ということの裏返しになっている考え方なのですが、監督の言葉と本質は同じだと考えています。正直なところ損失をださずにトレードで勝ち続けるということはできないと思いますが、要するに「一定のルールで損失さえ確実に限定させておけば、そのうち大勝が舞い込んでくるというように考えておくとよいでしょう。
      この”一定のルール”の肝が軸であり、noteではMTF分析、ダウ理論、グランビルの法則として皆様に共有しております。

      野村克也氏の著作本「負けに不思議の負けなし」

       

    5. 日経平均25000円割れ予測【超長期トレンド崩壊分析】

      日経平均25000円割れ予測【超長期トレンド崩壊分析】

       2024年7月30日の日銀政策決定会合から5営業日で日経平均現物は高値39101から安値31458までおおよそ7500以上下落しました。8月5日では1日の下落率で史上2位を記録しまさに”暴落”と呼ぶにふさわしい下落に。
      この8月5日の下落が示すところは「金融緩和の終焉とともに、超長期の上昇トレンドも一旦終焉を迎えた可能性が高い」と考えております。
      上昇トレンドが終わったということは下落トレンドが始まるわけですが、その底値がどれくらいの位置に収まるか、日経平均株価の現物3カ月チャートで見ていきましょう。

      Cup with hundleのチャートパターンに当てはまっていくか追っていく

      この35年で日経平均はきれいなカップを形成しており、Cup with hundleのチャートパターンが当てはまっています。この形は特に米国系の機関投資家の好むチャートパターンであり、カップ形成→把手形成→最高値更新、というシナリオが当てはまりやすいパターンです。米国の個別株やETFのチャートを見てみてください。時間軸はいろいろですが、このパターンに当てはまる銘柄はいくつもあります。
      付け加えると2024年につけた最高値は1989年の高値を更新しており、やや上昇にポジティブな形です。つまり、把手形成で安値がしっかりと切り上がりさえすれば少なくとも2024年の高値を試しやすい形です。

      ①水平ラインとトレンドラインから見える底値目途

      日経平均現物3カ月足チャートとシナリオ 移動平均線は青の25がメイン

      【水平ラインの観点】
      この3カ月チャートでみる日経平均にはいくつか重要な価格帯の節目があり上から、
      40000 34000 30000 25000 20000
      の五つが意識されているのがチャート上から見て取れますが、中でも太文字の価格帯は明確に前回(1970年~2000年代)の高安値水準で意識されていた価格帯でもあり、安値として意識されやすいでしょう。

      【トレンドラインの観点】
      テクニカルでもう一つ気にしないといけないのは斜めの優位性、トレンドラインです。上から緑のラインは強気のラインで実線ベースの安値を結んだものです。赤は弱気のラインでヒゲ同士を結んでいます。
      上記2本を主語にすると緑のラインでは34000~30000が安値として意識されやすい形です。2024年8月8日現在、日経先物だとすでに30350をつけており、緑のトレンドラインで支えられ続けると仮定すれば底打ちした可能性が出てくるわけです。
      赤のラインでは30000~25000が安値として意識されることになりますが、次項のフィボナッチも含めると25000という価格帯はもっとも把手安値として意識されやすい価格帯です。

      ②フィボナッチから見える底値目途

      画像

      フィボナッチでは高安値の半値(50%)にもっとも注目しなければいけないわけですが、日経平均現物のチャートではこの半値がほぼ25000の水準であり(青の水平線)33%、50%、66%のいわゆる押し目戻り目の高安値で意識されやすい価格水準なわけですが、ぴたりと当てはまっていることがわかります。

      ③水平ライン+トレンドライン+フィボナッチ 3つ合わせて見える底値目途

      画像

      ①と②を合わせると安値目途の水準がより鮮明になりますが、以下ベスト3です。
      1位 25000
      2位 20000
      3位 30000
      やはり①と②の要素がすべて交差している青ラインの25000水準が最も意識されやすく、この価格帯が軸になる可能性が高いと考えます。
      次が約60%押しの20000ですが、日経平均の歴史では最も上値として意識されてきた価格帯なので様々な要因(後述)で株価が下振れる場合はあり得るシナリオでしょう。
      30000はすでに底打ちした可能性がある、下振れても29000ほどで収まるかもしれないシナリオですが、日本経済がきちんと成長する(個人消費が伸びる)か積極財政に転換し金融政策を再度緩和へ舵を切らない限りは難しいシナリオでしょう。

      マクロ経済と金融政策の行方を必ず追うこと

      ③で「様々な要因(後述)」と述べましたが、2024年の7月では為替と金利の動向で日経平均および日本株の価格は大きく動くことが改めてわかったわけです。その要因は
      米国大統領候補のドル高を懸念する発言
      および
      日銀の利上げ
      この二つでした。両方とも結果として円高に振れ、株価も合わせて下落したわけですが、プロセスは全く別物で前者は外国の事情で後者は国内の政策です。
      特に暴落を決定的にしたのは、まさかの日銀の利上げでしたが、植田総裁の姿勢として「可能ならば追加で利上げをしていく予定」であることが会見で示された後大きく円高、株安に振れました。
      この一連の流れは言い換えると「日本の10年にも及ぶ金融相場は終わりを迎え、これからは逆金融相場に入る」ということであり、マクロ経済観点では世界の先進各国と比して成長率の低い日本には、いわゆる米国でいうところの”業績相場”には期待できない環境が続いているわけで(筆者が長期で日本株を持たない理由)、そんな環境の中でさらに利上げしていくわ
      けですから株式市場には資金が入りにくくなるでしょう。

      上記の出来事をみても円高要因となる外国の政策や政治家、FRBメンバーの発言、国内の財政や金融政策と景気動向(繰り返すが個人消費の伸び)にはとりわけ注目していかないといけないでしょう。
      その動向によって把手の安値が決まってくるものと考えます。

      まとめ カップが崩壊する可能性は??

      私は日経平均がCup with hundleのチャートパターンを完成させ50000、100000と株価が上昇していくことを期待しています。
      しかしこれはあくまで私の希望的観測であり、一日本人としての願望です。
      なぜならば日本では財政、金融政策をカンフル剤的にしか使用できておらず、これらを上手く活用し内需を盛り上げ成長に繋げることができていません。アベノミクスでは長期の金融緩和、マイナス金利政策を行う一方で財政出動を控え2回も消費増税しアクセルとブレーキを同時に踏むような状況になっていました。
      金融緩和を長く続けたことで日本経済成長への期待から国内、海外から資金が流れ込み株価は上昇しましたが、蓋を開けてみれば日本は世界の先進各国に対して相対的に成長率は低いままです。
      もしも植田総裁のいうとおりに利上げが進み、今後3~5年でディマンドプル型のインフレに転換できずデフレギャップのままであれば、逆金融相場の状態がいつまで続くかわかりません。そうなれば日経平均のカップは崩壊する可能性が高いと考えます。


       日経平均過熱感と利上げ影響【2024年市場分析】 

      【まとめ記事】市場心理・投資家心理


      #日経平均株価  #日経225先物デイトレード #日本株

    6. 【日経平均株価】週足サイクルボトム34000を頭の片隅においておく

      【日経平均株価】週足サイクルボトム34000を頭の片隅においておく

      2024年も7月が目前に迫り、そろそろ「夏枯れ」というワードが頭をよぎるころですが、この夏→秋のシーズンは米国株、日本株ともにパフォーマンスの優れない期間で週足でみたサイクルボトムをつけにいきやすい季節性です。この2年半で日経平均はおよそ70%上昇してきましたが、その間20%を超える下落は起きていないことを考えると、今年夏から来年早春は注意すべき日柄です。ちなみに15-20%程度の急落であれば3~4年に一度の頻度でくる割合です。

      週足チャート 前回高値圏を試す急落が毎回起こる

      画像は今後のシナリオと高安値の説明です。シナリオはあくまでイメージですが、10~15%の下落であれば3~6週間ほどでつけたこともあるので(10%程度の下落はほぼ毎年起こる)今年の11月までに34000まで下落する可能性も十分ありえます。
      なお、仮に41000まで上昇したとして34000までの下落幅は20.5%です。実際の値動きのイメージとしては2021年8月高値(30700)から2022年2月の安値(24500)を参考にしたいと考えています。
      ボトムをつける日柄としては過去の傾向と季節性も合わせて考えることになりますが、9-11月もしくは2-3月になる可能性が高いと考えます。
      次のスライドからここ10年の傾向をみていきましょう。
      ※バブル最高値~アベノミクス前も大方この高安値のパターンは当てはまりますが、ここではアベノミクス以降をみていきます。

      日経平均4時間足チャート ダブルトップシナリオ

      2021-2023年 30000円→24000円 34000円→30000円

      コロナショック以後の高安値です。24000から30000高値をブレイクした後、30000を2度試す下落が起こりました。
      また2020年に24000高値をブレイク後も先述のとおり24000を試しにいく急落が起こっています。

      2021年~2024年 日経平均週足チャート 重要節目と価格帯

      2017-2020年 24000円→20000円

      2年間は24000→20000のレンジ。紫網掛けのコロナショックはいわゆる「10年に一度起こる暴落」ですが、この安値も週足で確認すると過去の高安値水準です。

      2017年~2020年 日経平均週足チャート 重要節目と価格帯

      2013-2016年 20000円→15000円

      2013~2014年は値幅が小さくメリハリがない形になっていますが、15000~16000が意識されていたことがわかります。20000を付けた後はその15000が安値サポート帯として機能しました。

      2013年~2016年 日経平均週足チャート 重要節目と価格帯

      まとめ

      こうして眺めてみると、週足高値を上抜けブレイクした後に少なくとも1度はそのブレイクした高値の価格帯を試す(タッチしなくても肉薄する)下落が起こっていることがわかります。
      これは現在の週足サイクルでも例外ではないと考えておりますので、6月26日現在に起こっている日足上昇サイクルが終了した後はこの34000も頭に入れながら環境確認をすることをおすすめします。
      また、このサイクルボトムは絶好の買い場になりますので、株式などを仕込むよい機会になるでしょう。

      【補足】テクニカル以外で考慮すべきポイント

      別記事ではすで書いてますが念のためここでも書きます。
      今年の秋にかけて以下の動きがあるときのドル円および日経平均、TOPIXの値動きは要チェック。
      ①米国の利下げ開始
      ②日本の利上げ開始

      ファンダメンタルズとしてはどちらも円高要因になります。
      一般的に円高は日経平均にはネガティブです。

      #日経平均株価 #日経225先物デイトレード

      【まとめ記事】市場心理・投資家心理

    7. 2024年1~3月期 質問まとめ

      2024年1~3月期 質問まとめ

      noteをとおしてご質問を複数いただきましたので共有します。

      Q1, パソコンを見れる時間だけトレードしたいですが週に数回ほどしかありません。大丈夫でしょうか?

      資産形成のひとつとしてFXや先物の短期トレードを勉強しています。毎日同じ時間帯にチャートをみれるかわからないのですが、空いてる時間帯は極力勉強、トレードしたいと思っています。こんな感じでも少しずつ資産形成できるでしょうか?

      A1,
      結論からいうと、空いてる時間のみトレードする、でもよいと思います。ただし、常に相場の方向性だけは確認しておくことを習慣化させていないと難しいと思います。PCの大きい画面で追えればベストですが、難しい場合はスマホでもよいと思います。
      問題はチャートをきちんと確認できる時間帯にエントリーチャンスがくるかどうかということになりますので、トレード回数はかなり少なく可能性があります。
      諸々考慮すると、最初はデモトレードを活用することをおすすめします。お仕事中や用事の最中でもチャンスがきたらエントリー→決済を繰り返してみて、リスクリワードが適当かどうかなど確認されるとよいと思います。結果的に証拠金が増えていくようで同様の方法でリアルトレードを始めるとよいでしょう。

      Q2, 日経225先物はMACDなどのオシレーター系の使用はどう考えたらいいですか?(移動平均線除く)

      A2,
      オシレーター、インディケーターを使用する上で最も大切なことは多くの投資家や関係者がみているものを使わないといけない、ということです。テクニカルの値動きは大衆心理が作り出すもので、我々トレーダーはその波に乗って利益を上げることが基本となりますので、使用している投資家が少ないと思われるものを使用しても仕方がありません。
      個人的なおすすめは
      MACD RSI ボリンジャーバンド です。
      各種値等はすべてデフォルト設定で1時間~日足でのトレンド転換判定の補助として活用されるのがよいと思います。

      Q3, 損切りしなくちゃいけないのはわかっていますが、なかなかできません。

      もしかしたらレートが戻ってくるかもと思ってしまい、注文を出していたものを取り消したりしてしまいます。何かいい方法はありますか?

      A3,
      非常に危険な状態です。利益を伸ばせない以上に損切りできないことの方が退場しやすいでしょう。
      対策としては、デモトレードや練習ソフトを使用し現実的な範囲内で比較的大きな仮想証拠金(100~300万円)を設定して、エントリーしたら設定した決済ラインまでレートが到達するまで放置する、を繰り返すしかないと思います。その際に損切りだけでなくて利益分の決済ラインも設定することをおすすめします。
      上記で仮想の証拠金が増えていく道筋がついた場合、少しずつリアルトレードに移行するとよいでしょう。

      Q4, 移動平均線以外の節目、水平ラインの引き方とサポート、ブレイクの判断の仕方を教えてください

      A4,
      取引の時間軸にもよりますが、デイトレ(1セッション)~スイングトレード(複数セッション)を主語にすれば1時間~4時間足で認識できる節目が最重要です。

      ラインの引き方ですが、特に1時間足の波の高値や安値、過去のネックライン注目してください。こういった箇所は投資家のエントリーや決済の目安とされることが多く、注文が集中する傾向があります。
      サポートやブレイクの判断は分足を見る必要があります。上記の節目に加えてMAやチャートパターンで判断しますが、ここで説明するのは煩雑になりますので次の機会にしようと思います。
      ここでは時間足の高安値、ネックラインから形成される節目が重要だということを念頭に置いてください。

      画像
      オレンジと黄緑ラインに注目

      #日経平均 #日経225先物デイトレード