カテゴリー: トレンドフォロー

トレンドフォローを実践するための記事全般の子カテゴリ

  • 【日経平均】この55年間の11月、12月、1月に5%以上の下落はどれほど起こったのか

    【日経平均】この55年間の11月、12月、1月に5%以上の下落はどれほど起こったのか

    10月も後半を迎え、このまま大した調整もなく年末シーズンに突入していきそうな勢いですが、中には「季節性として9月~10月は大幅調整に警戒しないといけないのはわかっているが、11月と12月はどうなのか??」と疑問に思っている投資家もいることでしょう。

    ここでは1970年から2024年の11月と12月に前月比で5%~9.9%下落した回数と率、10%以上下落した回数と率を算出してみたい思います。

    11月と12月、前月比で5%以上の下落

    110か月のうち、-5%以上の下落は14回で12.73%でした。

    さらに10%以上の下落だけをピックアップすると、なんとたった1回で確率は0.91%でした。

    1月を加えたときの前月比で5%以上の下落

    ではここに1月を加えるとどうなるでしょうか?
    11月と12月を1セットととしたのは、年が改まるタイミングでは大発会や大納会の大型イベント(とされている)が挟まることもあり一旦分けて算出しました。

    結果ですが、164か月のうち -10%以上の下落は1回(確率約0.61%)、-5%以上の下落は23回(確率約14.02%)ということでした。

    月別に換算すると
    11月6回
    12月8回
    1月9回
    となり、あまり偏りのない値となりましたが、11月に大きな下落が少ない背景には9月~10月が調整時期になりやすいということが考えられます。

    まとめ

    データから読み解く「年末年始の魔物」

    55年分のデータを分析すると、いくつかの興味深い傾向が見えてきます。

    1. 「掉尾の一振」は都市伝説ではないが…

    12月は「掉尾の一振(とうびのいっしん)」という格言通り、年末に向けて株価が上昇しやすい月です。しかし、データを見ると**「下落する時は深い」**という特徴があります。 特に、その年の11月までに大きく上昇していた年ほど、12月に利益確定売り(利食い)が集中し、急落するケースが散見されます。

    2. 1月の「ご祝儀相場」への過信は禁物

    「新年はご祝儀相場で上がる」と思われがちですが、統計的には1月の下落確率は決して低くありません。 特に海外投資家(ヘッジファンド等)は、新しい会計年度のスタートと共にポートフォリオの組み替え(リバランス)を行うため、これまでのトレンドと逆の動きが出やすい時期でもあります。

    投資戦略への落とし込み

    このデータを踏まえた具体的な戦略は以下の通りです。

    • 11月後半: 上昇トレンドが続いていても、全力買いは控える。ポジションを軽くし始める。
    • 12月中旬: 「掉尾の一振」があれば、そこは絶好の利確ポイント。欲張らずに現金化比率を高める。
    • 1月: 新年のトレンドが明確になるまで(最初の1週間程度)は様子見。

    「アノマリー(経験則)」は絶対ではありませんが、過去の暴落パターンを知っておくことで、無用な高値掴みを避けることができます。

    次回の記事ではその内容を分析したいと考えています。

  • 【日経平均】年末パフォーマンスを55年分の9月と8月のデータで占う

    【日経平均】年末パフォーマンスを55年分の9月と8月のデータで占う

    1970年から55年分の日経平均月間騰落率を計算しましたので、そのデータをベースに年末の値動きの傾向をみていきましょう。

    2025年の年末パフォーマンスは上昇優位

    結論からいうと、現在の高い株価の位置からでも買い下がりもあり得る結果でした。
    内容をみていきましょう。

    分析の目的とアプローチ:

    日経平均株価(日経225)における10-12月期(第4四半期)のパフォーマンスが、直前の8月および9月の市場動向によってどのように変化するかを定量的に分析・評価することを目的としています。この分析は、過去のデータに基づき、年末にかけての市場の季節性アノマリーを深く理解できるものです。
    分析にあたり、以下の4つの戦略シナリオを設定し、それぞれの条件下における10-12月期の歴史的パフォーマンスを比較検証します。

    • 戦略A: 9月の月次リターンが陽線(プラス)だった場合
    • 戦略B: 8月・9月の月次リターンが共に陽線だった場合
    • 戦略C: 9月の月次リターンが陰線(マイナス)だった場合
    • 戦略D: 8月・9月の月次リターンが共に陰線だった場合

    4戦略のパフォーマンス比較分析:

    ここでは、上記4つの戦略シナリオが10-12月期のパフォーマンスに与える影響を、主要なパフォーマンス指標を用いて横断的に比較します。これにより、各先行指標の有効性に関する全体像を把握することができます。

    以下、表にまとめました。

    2025年は戦略AとBに当てはまる

    • 最も優れたパフォーマンス: 「戦略A(9月が陽線)」は、平均リターン(1.43%)と勝率(67.05%)の両方で4戦略中最も優れた結果を示しています。

    • 最も劣後したパフォーマンス: 「戦略D(8月・9月が共に陰線)」は、平均リターン(0.22%)と勝率(52.08%)が最も低く、パフォーマンスが著しく劣後する傾向が見られます。

    • 明確な分岐点: 9月が陽線であったか陰線であったかによって、その後の10-12月期のパフォーマンス期待値が大きく異なることが示唆されています。陽線シナリオ(A, B)は、陰線シナリオ(C, D)を全ての指標で上回っていることがわかります。

    姉妹記事:

    【日経平均】この55年間の11月、12月、1月に5%以上の下落はどれほど起こったのか

    出典データについて:

    各プラットフォームに散らばった1970年1月からの日経平均株価週間のデータをインターネット上で取得し素材データとしてまとめています。今回の記事を書くにあたって、週間終値を月間終値へとまとめています。
    取得時と編集時にAIも使用し二重にファクトチェックをかけており信頼できるデータなのでご安心ください。

    .mdファイルにまとめた月間データの一部

    年末に向けての戦略

    株価指数は平年であれば8~10月に10%-20%の調整があり、そこが絶好の買い場となっていたわけですが、今年はそれが起こりませんでした。しかしここまで見てきた結果を鑑みるに、仮に現在の位置からロングポジションを取っても+のパフォーマンスが得られやすい環境にあるといえます。
    つきましては26週線までの調整を待たずの日経225先物のロングポジションエントリーも念頭に入れています。

    • 25日線までの調整から資金を分散しロングポジションをエントリーする

    こちらに戦略を切り替える可能性が高いです。
    今決めることができない理由としては、10月雇用統計発表が延期されている点、伴って日米の中央銀行の金利政策が不透明なことが主です。10月中にはその結果が出るものと考えられ、結果が出てから戦略を決定しても遅くはないでしょう。

    #日経平均株価 #日経225先物トレード

  • 【日経平均週足】26週線への収束をみる

    【日経平均週足】26週線への収束をみる

    週足レベルでの上昇トレンドが継続している日経平均ですが、26週線との乖離率が約13%と拡散した状態が続いており、これまでの傾向だといつ26週線への収束が起こってもおかしくない状態です。
    ここでは週足テクニカル観点で年末に向けての値動きを追っていきます。

    週足レベルでのトレンド終了の目安は上昇トレンドの場合は乖離率10%-15%ほど(上昇トレンドと下落トレンドで差があります)の拡散が限界値です。
    以下、調整局面に入ったときの想定される値幅や重要節目をまずは日足からみていきましょう。

    現物日足

    きれいな上昇トレンド継続中です。25日線割れがトレンド終了の最重要シグナルです。黄色帯は窓表示をやめてサポートラインとして表示しています。

    現物日足 +フィボナッチ

    半値まで下落する場合、bおよそ38000-37000がシーズン安値。
    33%まで下落する場合、aおよそ41000-40000がシーズン安値。
    ※週足26週線は40000ほどに位置してますが、ボラで10%くらいはブレることは頻繁にあります。この場合日足では実線陰線でも週足では下ヒゲを付けることになります。

    現物週足

    画像のとおり週足で26週線から10%以上拡散した場合、必ず26週線への調整が起こりますが注意点があります。

    ①直近高安値から26週線までの収束期間は早くて1か月前後、遅いと2か月前後。
    ②収束が遅いほど値幅が出にくくトレードがやりにくくなる。

    ①の場合は2~3週間の保持でも十分なボラ、値幅が出るのでスキャルピング~デイトレ含めてトレードしやすい環境になりますが、②になる場合は日足~4時間足ではもみ合いのようになるため、私の推奨しているトレンドフォローではトレードしにくいです。

    これら点を踏まえ、直近は以下に注目してチャートをみることになります。
    ①25日線割れを起こす前後でのボラ
    ②サポートラインとなるべき位置で日足~4時間足で下ヒゲ足が連続してつくかどうか

    なぜ「26週線」が重要なのか?

    移動平均線には様々な期間設定がありますが、中長期トレンドを見る上で**「26週移動平均線(約半年間の平均コスト)」**は世界中の機関投資家が注目する最重要ラインの一つです。

    グランビルの法則と「乖離(かいり)」

    株価は移動平均線から離れすぎると、必ず引き戻される性質があります。これを「平均回帰性」と呼びます。

    • 乖離率: 現在の株価が26週線からどれくらい離れているか?
    • プラス10%以上: 加熱感あり(買われすぎ)。調整下落に警戒。
    • マイナス10%以下: 売られすぎ。自律反発(リバウンド)狙いの買い場。

    現在のチャート分析と戦略

    現在の週足チャートにおける26週線の位置を確認してください。 もし株価が26週線を大きく上回っているなら、それは「押し目待ち」ではなく「利確準備」の局面です。 逆に、株価が26週線付近まで調整してきた場合は、そこが絶好の「押し目買い」ポイントとなる可能性が高いです。

    「トレンドはフレンド」ですが、移動平均線から離れすぎたトレンドは、いつか必ず修正されることを忘れないでください。

    #日経平均
    #日経225先物デイトレード

  • 【まとめ記事】テクニカル分析

    【まとめ記事】テクニカル分析

    相場の世界で長期的に勝ち続けるためには、感覚的なトレードから脱却し、客観的な根拠に基づいた分析手法を身につけることが不可欠です。その最も強力な武器となるのが「テクニカル分析」です。

    テクニカル分析とは、過去の価格(チャート)の動きやパターンを分析し、現状の優位性を判断するための考え方です。今のチャートが上昇優位なのかそれとも下落優位なのかを判断し、ロングでエントリーするのかショートでエントリーするのかそれともエントリーそのものを見送るのかを判断するための、重要な指針のひとつと考えてください。

    この記事では、数あるテクニカル分析の中でも、全てのトレーダーが最初に学ぶべき土台となる6つの重要知識を厳選して解説します。一つ一つの知識は、あなたのトレード戦略を支える頑丈な柱となるでしょう。ここから、テクニカル分析の奥深い世界への第一歩を踏み出しましょう。

    基礎・理論編

    日経平均株価の特徴

    まずは、我々が主戦場とする市場そのものを知ることから始めましょう。特に日本の株式市場を代表する「日経平均株価」には、他の指数にはない独特の値動きのクセや時間帯による特徴が存在します。この市場の特性を深く理解することは、優位性の高いトレード戦略を立てる上での大前提となります。

    MTF分析(マルチタイムフレーム分析)

    短期的な値動きに惑わされず、相場の大きな流れを捉えるために必須のスキルが「MTF分析」です。日足、4時間足、1時間足といった複数の時間軸を同時に確認し、長期的なトレンドの中で短期的なエントリーポイントを探る。この多角的な視点を持つことで、トレードの精度は飛躍的に向上します。

    ダウ理論

    「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」――。100年以上前に提唱され、今なお全てのテクニカル分析の基礎となっているのが「ダウ理論」です。トレンドの定義から転換点の見極め方まで、相場の方向性を読むための普遍的な原則を学び、チャート分析の根幹を固めましょう。

    グランビルの法則

    移動平均線は、多くのトレーダーが利用する最も基本的なテクニカル指標です。その移動平均線と価格の位置関係から、売買のタイミングを8つのパターンで示したのが「グランビルの法則」です。具体的なエントリーとエグジットのシグナルを学び、再現性の高いトレード手法を身につけましょう。

    実践・応用編

    トレンドフォロー初学者が最初に始めること

    テクニカル分析の知識を学んだら、次はいよいよ実践です。しかし、何から手をつければ良いのかわからない、という方も多いでしょう。ここでは、トレンドフォローを学ぶ初心者が、膨大な情報に惑わされずに最短で成果を出すために、まず最初に取り組むべき具体的なステップを解説します。

    トレンドフォロワーの必須スキル

    トレンドフォローで安定した利益を上げ続けるためには、単に手法を知っているだけでは不十分です。資金管理、リスクコントロール、そして何よりも重要なメンタルの維持。トレンドフォロワーとして市場で生き残るために不可欠な、実践的スキルと考え方を他のトレーダーの考え方も踏まえてここで徹底的に学びましょう。

    Basic チャート分析 PCとスマホどっちがいい??

    PCとスマホでのチャート分析の基本設定をTradingViewを使い解説。勝つために必須となる移動平均線、水平線、トレンドラインという3つのツールの具体的な設定方法を画像付きで丁寧に紹介。初心者でも取引環境を整えるための第一歩となる記事です。

    先物・応用分析編

    日経225先物ミニの保有期間はどれくらいが適切??

    日経225先物取引における最適なポジション保有期間を、スキャルピングからスイングトレードまでの時間軸ごとに解説。各トレードスタイルのメリット・デメリットを明確にし、初心者が自身の性格や生活リズムに合った最適な取引手法を見つけるための具体的な指針を示しています。

    日経平均ジャクソンホール影響分析【高インフレ期チャート】

    ジャクソンホール会議が日経平均に与える影響を、過去のインフレ局面のチャートと共に分析。FRB議長の発言が引き起こす市場の変動パターンを解説し、投資家がこの重要イベントにどう備え、どう立ち回るべきかの具体的な戦略を提示しています。


    まとめ

    ここに挙げた6つの項目は、テクニカル分析という広大な世界のほんの入り口に過ぎません。しかし、これらは同時に、どんな応用的な手法を学ぶ上でも決して欠かすことのできない土台です。

    一つ一つの記事をじっくりと読み込み、あなたの知識として定着させてください。この土台が強固であればあるほど、将来的に構築できるトレード戦略の幅と高さは、大きく変わってくるはずです。

     

  • 時間足でみる 上昇継続とピークアウト

    時間足でみる 上昇継続とピークアウト

     

    時間足でみる「上昇継続」と「ピークアウト」の見極め方

    デイトレードや短期的なスイングトレードにおいて、1時間足でのトレンド把握は非常に重要です。現在の流れがまだ続くのか、それとも勢いを失い転換点(ピークアウト)を迎えたのか。そのサインを早期に読み解くことは、利益の最大化とリスク管理に直結します。

    この記事では、1時間足チャートを読み解く上で最も基本的かつ強力な判断基準について解説します。

    上昇トレンド継続のサイン:「安値の切り上げ」

    上昇トレンドが継続している場合、最も重要なサインは**「安値の切り上げ」**が続くことです。これはダウ理論における上昇トレンドの明確な定義そのものです。

    株価が上昇を続ける中でも、一本調子で上がることは稀で、必ず一時的な下落(調整)を挟みます。元の記事にあるように、株価が調整に入ると、移動平均線(MA)、過去に意識された価格帯(節目)、あるいは自身で引いたトレンドラインなどが「サポート(支持線)」として機能することが多くなります。

    価格がこれらのサポートライン近辺で反発し、前回の安値よりも高い位置で底を打つ(安値を切り上げる) 限り、上昇の勢いはまだ強いと判断できます。多くのトレーダーは、この反発を確認したポイントを「押し目買い」の絶好のチャンスと見なします。

    日経平均株価 1時間足 上昇トレンド

    以下はもみ合い気味の上昇トレンドの場合です。

    日経平均株価 1時間足 もみ合いからの上昇トレンド継続

    関連記事

    トレンド終わった後のチャートパターンについてです。

    【テクニカル】上げ止まり、下げ止まりのチャートパターン

    下落トレンドの場合

    ピークアウト(下落転換)のサイン:「押し安値割れ」と「高値の切り下げ」

    では、上昇トレンドが終わり、ピークアウトする時はどのような兆候が現れるのでしょうか。

    最初の危険信号は、上昇トレンドを支えてきた**「押し安値(上昇トレンドにおける直近の安値)」を明確に割り込む**ことです。これは、買い方の勢いが弱まり、売り方の圧力が強まったことを示すダウ理論上のトレンド転換の第一波です。

    元の記事で3月の事例として挙げられているように、この「押し安値割れ」が起きた後、さらに決定的なサインが現れます。それは、株価が一時的に反発(戻り)を見せたとしても、**前回の高値を超えることができず、それよりも低い位置で頭打ちになる(高値を切り下げる)**ことです。

    この2つのサイン(押し安値割れ+高値切り下げ)が揃うと、ダウ理論上の上昇トレンドは明確に終了し、下落トレンドへの転換が強く意識されます。

    また、記事で指摘されている「1時間足20MA」のような短期の移動平均線も有効な指標となります。上昇中はサポートとして機能していたMAが、転換後は逆に「レジスタンス(抵抗線)」となり、株価がMAを回復してもすぐに売り叩かれるようになると、ピークアウトは本物である可能性がより高まります。

    日経平均株価 1時間足 もみ合いからの弱気トレンド転換

    以下は3月2回目の最高値更新後の値動き。ここでも安値が切り下がり続けている。また1時間足20MAを回復してもすぐに売りが入り下落する。

    日経平均株価 1時間足 弱気トレンドと下落ダウの形成

    まとめ

    1時間足レベルの上昇トレンドは、安値の切り上げと押し目での反発が継続しているかどうかが鍵です。反対に、押し安値を割り、高値も更新できなくなったときがピークアウトのサインです。短期トレーダーにとっては、これらのサイクルを早期に察知することで、次の波に乗るための戦略を立てやすくなります。

    #日経平均 #日経225先物デイトレード #米国株

     

  • トレンドフォロワー必須のスキル

    トレンドフォロワー必須のスキル

    時にひとつの物事をいろいろな角度から見つめることが大切です。

    プロニートORZさんがシンプルかつ短い動画でまとめてらっしゃるので紹介します。 FXで動画を作成されていますが、日経や他の銘柄でも同じ考え方で大丈夫です。ぜひご覧ください。

    初学者向け

    まずはこちらの動画をみるのがおすすめ。

    トレンドフォロー

    「トレンドフォロー(順張り)」とは、相場の流れに逆らわず、流れに乗る手法です。 川の流れに沿って泳ぐのが楽なように、相場のトレンドに乗ることで、勝率と利益率を最大化できます。

    • メリット: 一度のトレードで大きな利益(値幅)を狙える。
    • デメリット: トレンドが発生していないレンジ相場では、損切りが続きやすい(往復ビンタ)。

    MTF分析

    トレンドフォローを行う上での必須スキル

    「木を見て森を見ず」にならないために。 1つの時間足(例:5分足)だけを見ていると、大きな流れ(例:1時間足や日足)が上昇なのか下降なのか分かりません。

    • 環境認識: 長期足で現在のトレンド方向(上か下か)を把握する。
    • エントリー: 短期足でタイミングを計る。 長期足のトレンド方向に沿って、短期足でエントリーするのが鉄則です。

    ダウ理論

    チャールズ・ダウが提唱した、テクニカル分析の原点にして頂点です。 特に重要なのが**「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」**という定義です。

    • 上昇トレンド: 高値・安値がともに切り上がっている状態。
    • 下降トレンド: 高値・安値がともに切り下がっている状態。 この定義を理解していれば、「もう上がりすぎだから売ろう(値ごろ感の逆張り)」といった根拠のないトレードで失敗することを防げます。

    レジサポライン(水平ライン)

    レジサポライン(水平ライン)

    世界中のトレーダーが注目している「価格帯」を可視化するラインです。

    • レジスタンス(抵抗線): 上値を抑えている価格帯。ここを抜けると上昇が加速しやすい。
    • サポート(支持線): 下値を支えている価格帯。ここを割ると下落が加速しやすい。 ライン付近でのプライスアクション(反発するか、ブレイクするか)を見極めることが、エントリーと決済の鍵となります。

    トレンドライン

    トレンドの角度や勢いを把握するための斜めのラインです。 上昇トレンドなら安値同士を、下降トレンドなら高値同士を結んで引きます。

    • 機能: トレンドラインにタッチして反発すればトレンド継続、割り込めばトレンド転換の予兆となります。
    • チャネルライン: トレンドラインと平行に引いたラインで、トレンドの上限・下限の目安となります。

    おすすめ記事。

    トレンドフォロー初学者が最初に始めること

    テクニカルの基本に関する記事はこちらにまとめています。

    テクニカル分析まとめ


     

  • グランビルの法則

    グランビルの法則

     

     

    トレンド転換、トレンド延伸の合図

    ジョゼフ・E・グランビル氏が提唱した理論である「グランビルの法則」は、主に移動平均線の傾向や乖離率を通じて、相場の方向性を分析する手法です。

    チャートにみるグランビルの法則

    テクニカルにおいてはMAを基準にしてグランビルの法則が活用されることが多いですので、例を画像でみていきます。

    1時間足と4時間足の20-25MAは最も短期トレーダーに意識されているMA

    青の20MAをみていただきたいのですが、短期トレーダーには最も意識されるMAです。以下一例ですが、サポート帯やレジスタンス帯として意識されているのがわかります。一般的にトレンド発生するときやトレンド最中の上昇ダウ、下落ダウ形成時に節目とともに意識される傾向があります。
    加えて、20MAと80MAや5日線と25日線の組み合わせで、これらのMA同士か収束(スクイーズ)から拡散(エキスパンション)ときは値幅が出やすい傾向があります。

    日経平均株価1時間足チャート グランビルの法則が効いてる箇所
    1時間足
    日経平均株価4時間足チャート グランビルの法則が効いてる箇所
    4時間足

    レートの方向性を示し20-25MAを中心に上下する

    日足レベル(環境足)でトレンドが発生する場合は、以下のように4時間足レベルで20MAを中心に波を描きながら上昇もしくは下落していく傾向があります。
    これは、週足と日足、4時間足と15分足、1時間足と5分足、といった組み合わせでもよく見られます。

    日経平均株価4時間足チャート 上昇ダウ
    4時間足

    MAがサポート、レジスタンスになることがある

    全て日足ですが、特に25日線、50日線、75日線、100日線、200日線はサポートやレジスタンスになることがあります。
    特に、25日線は底打ち後の逆三尊(ダブルボトム)右肩や天井を打った後の三尊(ダブルトップ)右肩で意識されることが多く、多くの投資家にエントリーシグナルとして活用されています。

    日経平均株価日足チャート グランビルの法則が効いてる箇所
    日足
    日経平均株価日足チャート 上昇でグランビルの法則が効いてる箇所
    日足
    日経平均株価日足チャート もみ合いでグランビルの法則が効いてる箇所
    日足

    まとめ

    短期トレードでは4時間足と1時間足の20MAを最も意識すること
    レジスタンスやサポートとしてだけでなく、トレンドの方向性も

    トレンドは環境足の20または25MAを指針にする

    環境足とトレード足の組み合わせ
    →週足と日足、4時間足と15分足、1時間足と5分足

    日足~分足までMAはレジスタンスやサポートになりうる

    特に日足のトレンド転換時には要注意

    ぜひ、これらの情報を基にチャートを見直してみてください!今までと見方が変わると思います。

    おすすめYoutubeチャンネル

    【FX】維新の介トレードチャンネル


    次のステップはこちらをお読みください。

    テクニカルの基本に関する記事はこちらにまとめています。


     

  • MTF分析(マルチタイムフレーム分析)

    MTF分析(マルチタイムフレーム分析)

    テクニカル分析において最も大事な要素がこのMTF(マルチタイムフレーム)の考え方だと個人的には思っています。
    難しそうに感じるかもしれませんが、わかってしまえばダウ理論やグランビルの法則よりシンプルで悩むことも少ないはずです。

    まず要点を一言で説明すると4時間足や1時間足の20MAと同じ方向へエントリーする、ということです。

    ⑴上位足のトレンドを優先する

     

    今のトレンド(方向性)を考える上で、改めてローソク足について考える必要があります。
    4時間足、1時間足、15分足、5分足のチャートがあったとして、

    4時間足1本分は
    →1時間足4本
    →15分足16本
    →5分足48本

    と、なります。

    これを元にトレンドについて考えると、例えば4時間足の大陽線1本は1時間足から5分足まで全て上昇トレンドである、ということになります。つまり下図4時間足チャートの丸内陽線連続のような値動きの場合、短期的にかなり強い上昇トレンドということになり、1時間足から5分足まで売りエントリーする優位性は低い、という判定になります。

    日経平均株価4時間足チャート トレンド発生時

    ⑵上位足と下位足、トレンドの方向は20MAの向きで

    私は上位足(環境足)を日足と4時間足、1時間足とし下位足(エントリー足)を15分と5分足にしています。 しかし、日足は少し見方が異なるため詳細を後述します。
    MA(移動平均線)についてはグランビルの法則で改めて述べますが、ここでは原則として20MA(または25MA)の向いてる方向がトレンドの出ている方向とだけ覚えておいたください。

    ⑶基本は4時間足と同じ方向へのエントリー

     

    ⑴のような理由で4時間足のトレンドと同じ方向へのエントリーが基本となり、これをトレンドフォローと呼びます。
    ただし、スキャルピングなどの相対的に短い時間軸でのトレードを主語にしたときは1時間足や30分足、15分足を環境足にしてトレードすることも方法のひとつです。

    実際の日経平均先物4時間足での直近(3/1現在)の値動きだと以下のタイミングがあり、このうち上図に関してはTwitterサークルにて実況共有しました。

    日経平均株価4時間足チャート 押し目形成
    2023年1月20日
    典型的な上昇トレンド初期の押し目ポイント
    日経平均株価4時間足チャート 下落トレンド転換
    2023年2月21日
    27500に押さえ込まれて上値が伸びなくなった、右肩の売りポイント。

    ⑷上位足(環境足)4時間足と1時間足の方向が揃うと優位性が高い

    基本的に4時間足と1時間足の20MAが同じ方向を向いており、かつ並び順が底値の場合は上から20、80MA、安値の場合は逆でさらに2つのMAが収束している状態だとその方向に対して優位性が高いですので、エントリーはこの4時間と1時間足の20MAが接近しており、かつ同じ方向を向いてるときが望ましいです。
    直近で1/21の分が参考になります。

    日経平均株価1時間足チャート トレンド転換時拡大
    1時間足80MAは4時間足20MA

    上記のようにMAが上から長期→短期の順で全て同じ方向を向いている状態のことをパーフェクトオーダーと呼び、トレンド転換時には非常に優位性が高くなります。

    ⑸下位足(エントリー足)15分足や5分足のトレンド転換を狙う

    ⑷のチャート図を主語にすると、丸内の高値付近は戻り売りポイントの判定になりますが、15分足をみると以下のようになっています。

    日経平均株価15分足チャート トレンド発生時拡大

    ポイントは高値切り下げ安値更新の流れが続いていることで、80MAや200EMAも下げてきていることです。
    この流れの中での高値付近が売りエントリーの絶好のポイントになります。8MAは上向き、20MAはやや上向きになるポイントがベストです。

    実際のエントリーにはチャートパターンを待つことになりますが、詳細はまたエントリーに関する章で述べることにします。

    ⑹日足チャートの見方について

     

    日経平均の特徴としてFX等よりも、日足サイクルである一定の価格帯のレンジを形成する傾向が挙げられ、日足ベースでのトレンド転換や天底を計る目安として日足チャートは重要です。
    なお移動平均線は5日、10日、25日、50日、75日、100日、200日などがポピュラーですが、私は主に5日、25日、75日を使用しています。

    a,5日線
    上記の中でもっとも頻繁に意識するのは5日線で、例えば高安値圏で5日線を下抜けたまたは上抜けたことにより、トレンド転換の可能性が高まっている、という形で使用します。

    b,25日線、75日線
    こちらは主に時間足と同様の向きによるトレンド判定や現値との乖離率によるトレンド判定に使用します。

    加えて、上記どの移動平均線もサポートやレジスタンスになり得ます。

    日経平均株価日足チャーとレジスタンスになり得るトレンドライン
    日経平均先物日足チャート

    なお、私は上記のように日経平均の日足はポピュラーな移動平均線が決まっていることから、日足では25日移動平均線を使い、時間足では20MAを使用しています。

    ⑺まとめ
    ⑴-⑸は一般的なMTFの考え方を、⑹は日経平均の特徴について書きましたが、以下の順に現在のトレンド判定、エントリーの判断を行います。

    ◎トレンドの方向は各足の20MAの方向で判定

    日足(レートが中期的トレンドのどの位置にあるか)

    4時間足(おおむね1-3日間のトレンドはどの方向なのか)

    1時間足(各セッション-1日のトレンドはどの方向なのか)

    15分足(上位足でトレンドが発生しそうな形になった場合、押し目や戻り目でエントリーする)

    MTFについては以上です。
    次回はダウ理論について書く予定です。


    次はこちらをお読みください。

    テクニカルの基本に関する記事はこちらにまとめています。

  • ダウ理論

    ダウ理論

    ここでは私が念頭に置いている日経平均の値動きが、ダウ理論でどう説明できるかを書きます。

    ⑴鍵を握るのは海外勢の資金

    私がダウ理論で最も重視してるのが、

    5トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

    という項目です。
    下記の写真をご覧ください。

    日経平均株価日足チャート 5日線に支えられる上昇トレンド

    日経平均現物のチャートですが、押し目ではそれそれ買い方の新規買いが売り方の新規売りより多く入り、その結果、売り方の買い戻しも巻き込み株価が上昇していくわけです(上昇トレンドでは株価の方向を決める権利は買い方が持っていると考えて差し支えありません)。

    そして日足サイクルトップ付近まで株価が上昇し値動きが緩やかになり、押し目を形成すると、買い方はここで利確するのか、それとも押し目買いを狙うのか、様子見するのかを判断しなくてはなりません。

    この判断を迷っている期間、売買が拮抗しやすい間は、売り方の新規売りも入ってくることになるので、いわゆるもみ合いとなりクラスターを形成することになります。 一般的にこの値動きパターンのことを”上昇ダウ””下落ダウ”といいます。

    そして時間が経過し、決着がついた方に流れが出るわけですが、FXの主要通貨ペアと違い日本の株式市場は70%が海外投資家の資金であり、海外勢投資家の思惑を抜きにして取引するのは不利になると考えています。

    ⑵海外勢の思惑とは

    以下を考えてます。
    a, トレンド方向が決まると時間軸に対して値幅がでやすい
    b,業界内での慣習、資金の流れが反映されやすい(季節性)

    機関投資家は基本的に決まった期間内にパフォーマンスを確定しなくてはならないため、月末、週末、SQなども時間軸の節目として注目されやすい傾向があります。従って、それらの時間的節目をゴールにトレンドが発生する傾向があります。

    ⑶ダウ理論

    ダウ理論は以下6項目で構成されますが、実際のトレードにはあまり必要ないものもあります。繰り返しになりますが、重要なのは5の「トレンドは明確な転換サインが出るまで続く」です。

    1. 主要トレンドには3つの段階がある

      市場は3つのトレンドで成り立つ: これはダウ理論の核心で、主要トレンド(長期、通常は1年以上)、中期トレンド(数週間から数ヶ月)、短期トレンド(日々から数週間)という3つの異なる時間枠のトレンドが存在します。

    2. トレンドには3種類ある

      トレンドは3つのフェーズで発展する: 一般的に、主要トレンドは「蓄積フェーズ」(トレンド初期 専門家が市場に参入する)、「公開フェーズ」(トレンド中期~後期 大衆が市場に参入する)、そして「過剰フェーズ」(トレンド末期 不合理な期待や過度な投機により市場が過熱する)の3つのフェーズを経ます。

    3. 平均(価格)は全てを織り込む

      株価はすべての情報を反映する: 市場の情報(ファンダメンタルズ、政治的な要素、心理的な要素等)はすべて株価に組み込まれます。つまり、市場の情報は全ての投資家に利用可能であり、それらの情報は株価にすぐに反映されます。

    4. 平均は相互に確認する必要がある

      株価は平均を織り込む: ダウは、市場は一貫して過剰反応または不足反応する傾向があり、その後時間が経つと価格が真の価値に戻る、つまり「平均化」すると提唱しました。

    5. トレンドは明確な転換サインが出るまで続く

      トレンドは明確なシグナルが出るまで継続する: 市場のトレンドはその方向を変える明確な信号が出るまで続くとされています。これはトレンドの途中で無理に終わりを予測しようとすることは困難であり、またリスクが高いという意味でもあります。

    6. トレンドは出来高でも確認しなければならない

      出来高でトレンドは確認される: 取引ボリュームは、特定の価格動向の強度や信頼性を確認するための重要な指標です。つまり、ボリュームが増加すればするほど、そのトレンドは強くなると考えられます。



    次のステップはこちらをお読みください。

    テクニカルの基本に関する記事はこちらにまとめています。