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  • 日経平均ジャクソンホール影響分析【高インフレ期チャート】

    日経平均ジャクソンホール影響分析【高インフレ期チャート】

    今夏もジャクソンホール会議の時期になりました。パウエル議長の講演は23日の日本時間23時からですが、近年このジャクソンホール会議でのFRB議長の講演は相場のターニングポイントになることが多くFOMCと同様注目したいイベントです。

    “金融関係者のダボス会議”91年から注目される

    今年47回目となるジャクソンホール会議ですが、カンザスシティー連銀が1978年にシンポジウムを始め、82年からは開催地をジャクソンホールに移し「ジャクソンホール会議」と呼ばれるようになりました。
    FRB議長の講演は91年にグリーンスパン氏が始め、目玉イベントとなっていますが、特に2010年代からは様々な投資家に意識されるようになっており、実質FOMCと同じようなイベントとして注目されています。

    次項からはコロナ以降直近3年間の日足チャートをみていきましょう。

    日足チャート2023年(真ん中付近のピンク網掛けがイベント期)

    2023年日経平均株価日足チャート トレンド転換前

    日足安値圏から上昇トレンドへ転換:
    パウエル議長講演後、5日線の攻防から25日線を突破、押し安値は5日線と25日線にしっかりサポートされ上昇継続。

    ファンダ的背景:
    米国は更なる利上げがあるのかどうか?円安基調で日本株の安値は限定的。

    日足チャート2022年

    2022年日経平均株価日足チャート トレンド転換前

    日足高値圏から下落トレンドへ転換:
    ピークアウト→戻り高値から講演きっかけで下落トレンド開始。

    ファンダ的背景:
    米国の利上げが開始している。インフレ率はまだ高くどこまで利上げが続くか予想困難な状況。

    日足チャート2021年

    2021年日経平均株価日足チャート トレンド転換前

    日足安値圏から上昇トレンドへ転換:
    5日線と25日線の攻防でのもみ合いを抜けて上昇トレンド転換。

    ファンダ的背景:
    金融緩和縮小を示唆。インフレ率は上昇しているが「一時的なもの」と楽観視。

    2024年現在の状況

    2024年日経平均株価日足チャート 現在の状況

    日足レベルでの上昇トレンド継続中:
    更なる上昇には一息ついて25日線を試したい形。34000の安値を大きく割り込んでいることを考えると、高値は売られやすく、それがどの位置になるのか注目するフェーズ。
    候補としては38000 39000 40000のキリ番が最も意識されている可能性が高い。

    ファンダ的背景:
    米国は9月から利下げ開始が濃厚。大統領選のからみもありドル円は円高基調転換が懸念されている。

    まとめ

    2021年からのリズムとしては
    安値圏からの上昇→高値圏からの下落→安値圏からの上昇→高値圏からの下落?
    と韻を踏む可能性は念頭に置くが、日柄としては9月MSQくらいまでは上昇することも多い
    ので、仮に一押ししても25日線付近でのサポートが入るかもしれない。
    週末でもあるので、本格的には26日月曜ザラ場からの値動きが最重要だが、9月MSQに向けた日足レベルでのトレンドが発生する可能性が高い。
    価格帯としては、37000~38000のレンジ帯基点に新規買いが優勢になるのか、新規売りが優勢になるのか、をチャートで追っていくことになる。


    おすすめ記事。

    日経225先物ミニの保有期間はどれくらいが適切??

    テクニカルの基本に関する記事はこちらにまとめています。

    テクニカル分析まとめ


    #日経平均株価 #日経225先物デイトレード #日本株

     

  • 【トレンドフォロー】日経平均株価と相関率の高い指標の考え方 EPS編

    【トレンドフォロー】日経平均株価と相関率の高い指標の考え方 EPS編

    ここでは主に予想EPSについて考えていきます。

    状況確認

    EPS、PERの指標は日経平均株価終値をもとに算出されるものなので、相関性が高いのは当然といえば当然です。

    日経平均の各指標 時系列での優位性

    状況から説明しますが、今年2023年は安値2005から高値2200までの推移となっておりますが、このレンジ幅は2021年の6月以降はほぼ変化がありません。株価は2023年から上昇していますが、EPS自体は2022年8月の高値の2229を更新できておりません。
    しかし、相関率を算出すると20営業日から60営業日の累計では80%~99%と非常に高い値になっています。
    これはどういうことかというと、日経平均の中期トレンドが発生している時はEPSも同様の方向にトレンドが発生している、ということになります。逆にいうと、株価がもみ合いのときはEPSとの相関が薄れるということになります。
    つまり、株価が高値を更新しているにも関わらずEPSが高値更新できていないのは、トレンドが発生していない値動きの中では株価とEPSの値が乖離ししやすい、ということになりますがこの話は本筋とは外れてくるため割愛します。

    株価のトレンド発生初期にEPSのボラティリティも上昇しやすい

    2023年、2020年の中期発生トレンド時に顕著なのが日経平均株価のトレンド発生直前や初期の段階でEPSのボラが上昇するということです。
    2023年の5月には日経平均が高値更新の流れに向かう直前にEPSの100程度の乱高下がありましたし、2020年のコロナショック時には株価に先駆けてEPSが下落に転じています。
    この事実は株価トレンド発生前のシグナルの一つとして今後念頭にいれておくべきと考えています。

    EPSとPERの関係性を理解する

    株価は以下の式で成り立っています。 株価 = EPS(1株当たり純利益) × PER(株価収益率)

    トレンドフォローを行う上で、現在の株価上昇が「EPS主導(業績相場)」なのか、「PER主導(金融相場・期待先行)」なのかを見極めることは非常に重要です。

    業績相場(EPS上昇)

    企業の利益が増えて株価が上がるパターン。最も健全で長続きしやすいトレンドです。 この時期は、多少の悪材料が出ても押し目買い意欲が強く、安心してトレンドについていけます。

    金融相場(PER拡大)

    不景気でも金融緩和などで金余りとなり、期待だけで株価が上がるパターン。 EPSは横ばいか下落しているのに株価が上がるため、割高感が出やすくなります。 この時期のトレンドフォローは、バブル崩壊(PERの剥落)に常に警戒し、早めの利確を心がける必要があります。

    何か参考になれば幸いです。
    感想、ご意見もお待ちしております。

    #日経平均株価 #日経225先物

  • ゴールドマン先物手口と日経平均の相関率【6割超活用法】

    ゴールドマン先物手口と日経平均の相関率【6割超活用法】

     

    本記事は下記記事の続編です。

     

    最初に結論を書きますが、
    この指標単体(GS手口と7割相関する)だけで短期指数トレードするのは難しい、と結論づけました。
    ベターなのはテクニカルと組み合わせる考え方です。

    ①まずは指標単体で取引する前提で考察

    ルール:
    翌営業日のザラ場引けで成り行き決済する

    1営業日後の正の相関率が7割ということは、その日の手口公開でGS手口が買いだとすると、ナイトで前日の現物終値より安くもしくは同値で買って翌日の東京市場の終値で決済というサイクルを10回行えば7回は勝つ計算になります。

    そこで大切になるのが、買いエントリーのタイミングということになりますが、おおまかに株価の値動きは以下の3パターンに分類されます。
    ※相関率7割の方、翌日の終値が前日を上回ることが前提

    パターンごと上昇トレンド かなり強気
    強い上昇トレンド
    パターンごと上昇トレンド 強気からの弱気
    翌ザラ場が押し目になるパターン
    パターンごと上昇トレンド 弱気からの強気
    ナイトが押し目になるパターン

    こうして見てみると、パターン3が最もエントリーしやすい値動きだということがわかります。
    なぜならば、7割の中で保証されているのは翌営業日の終値が前営業日を上回る、ということだけで値幅は+5〜+∞まであるわけです。それを考えると、前日終値の30000より安く買っておくに越したことはありません。今回のルールでは30000より高いところで買えば負けてしまう可能性もあるわけですから。

    ②セッション中のボラティリティ、値幅を深堀りする

    先述のとおり今回の算出では値幅は考慮に入りません。つまり、前日終値が30000だとしたら、翌日は30005でも7割の正の相関に当てはまる形になります。
    ですので、30000より安く購入してガチホすれば翌日のザラ場引け決済で利益になる確率は7割なのは間違いありません。

    ですが、実際にトレードするとなるとセッション中の値幅、ボラティリティを考慮にいれないといけません。
    なぜならば、7割の勝ちの値幅が無限大であれば3割の負けの値幅もまた無限大であるということになるからです。
    つまりは、仮に10回エントリーするとしたら、7回の勝ちでそれぞれ100の値幅を取れて計700の利益を残せても、残り3回の負けを700未満にしなければ利益は残らないということです。もしも負け1回が700の値幅になってしまえばその時点で利益がなくなってしまい、損失を被ることになります。

    以上のことから、どんなに相関率(正と負どちらに関わらず)が高い指標を参考にトレードするにしても、損失額を限定させることは必須であり損切りのルールは必要ということになります。
    これは、トレーダー個々の勝率にも同じことが言えます。

    ③エントリーと損切りついて

    損切りは私はチャートの優位性で決めていますが、他の考え方や方法でも定量的であればよいと思っています。
    ここではテクニカルでエントリーと損切りを考えます。
    なお、利益確定決済は従前どおり翌営業日引けとします。

    パターンごと上昇トレンド 弱気からの強気
    ここでは1時間足とする
    ナイトが押し目になるパターン

    前提として環境足が上昇トレンド転換していることとし、上記のパターン3の図を1時間足とします。その他の条件も①と同様にします。
    デイトレになるので15分足をトレード足とし、ナイトの安値でダブルボトムや逆三尊のネックライン越えをエントリーラインします。

    ルール:
    翌営業日のザラ場引けで成り行き決済する
    15分足のダブルボトム、逆三尊ネックライン越えでエントリー
    ダブルボトム、逆三尊の底値から-20に損切り決済ライン設定

    これで損切り決済は直近安値割れに設定することができますので、あとは翌日のザラ場引けで成り行き決済注文だけ設定しておけばよいということになります。
    もしも損切り決済になっても、もう一度エントリーパターンがきたら入ってみてもいいでしょう。前日終値越えの相関率が7割あるわけですから、リバウンドする確率は高いので私なら積極的にエントリーしていきます。

    本日は以上にします。
    何か参考になれば幸いです。
    感想、ご意見もお待ちしております。

     

  • ゴールドマンサックス先物手口分析【日経平均相関活用法】

    ゴールドマンサックス先物手口分析【日経平均相関活用法】

     

    日経平均株価と先物取引高の相関性:

    1. はじめに

    日本の株式市場における最も代表的な指標である日経平均株価。その動向を左右する要因の一つとして、先物取引の動きが挙げられます。特に、海外の大手投資銀行やヘッジファンドなどの「海外勢」の動きは、市場の短期的な動向に大きな影響を与えることが知られています。実際、海外投資家の日本市場における取引高は金額ベースで全体の約7割を占めるほどの大きな存在です。この記事では、日経平均株価と先物取引高との相関性を詳しく分析し、特に「海外勢全体」と「ゴールドマンサックス」の取引動向との関係を深堀りします。

    2. 日経平均株価と先物取引高の関係性

    日経平均株価と先物取引の関係性は非常に密接です。当日の取引高が増加すると、日経平均株価も上昇する傾向が観察されます。しかし、この相関性は取引の累計日数によって変動します。

    以下、結果です。

    マトリクス 日経平均株価と先物取引高の相関性
    差し当たり前提が揃っている期間で算出しました。1年2か月分と多くはありませんが、294日分ということで統計のデータとしてなんとか足りえる日数です。

    3. 海外勢全体と日経平均株価の動向

    相関率は概ね5割弱:

    • 当日の取引高と日経平均の相関は中程度。

    • 1営業日後の株価は、前日の取引高にやや影響される。

    • 5営業日、20営業日、60営業日の累計取引高との相関も確認され、特に20営業日の累計では強い相関が示されました。

    4. ゴールドマンサックスと日経平均株価の動向

    相関率は概ね7割越え:

    • 当日の取引高と日経平均の相関は強い。

    • 1営業日後の株価は、前日の取引高に強く影響される。

    • 5営業日、20営業日、60営業日の累計取引高との相関も確認され、全体的に強い相関が継続している。

    5. まとめ

    海外勢全体とゴールドマンサックスの取引動向から、日経平均株価への影響の大きさや持続性に違いがあることが明らかになりました。特にゴールドマンサックスの動向は、市場の短期的な動きに大きな影響を与えていることが伺えます。

    6. 実際のトレードにどう活用するか?

    デイトレやスキャルピングといった短期型と10営業日を超えるような中期型とではこの結果の考え方も変えないといけませんが、詳細は別途記事にする予定です。

    算出方法について

    Pythonというプログラミング言語を用いて計算を行いました。
    特に特殊な演算などは用いずそれぞれの期間に応じてシンプルに計算しています。
    海外勢全体とゴールドマン、それぞれ相関性のよかったコードを上げています。

    ゴールドマン1営業日後のコード

    df_gs['先物取引高累計'] = pd.to_numeric(df_gs['先物取引高累計'], errors='coerce')
    
    correlation_1_day_gs = df_gs['先物取引高累計'].corr(df_gs['next_day_日経平均株価'])
    correlation_1_day_gs
    結果 0.7650041832787957

    全体20営業日のコード

    days = 20
    
    df_future_volume[f'{days}_day_future_volume'] = df_future_volume['先物取引高累計'].rolling(window=days).sum()
    df_future_volume[f'{days}_day_nk_average'] = df_future_volume['日経平均株価'].rolling(window=days).mean()
    
    correlation_20_days_future_volume = df_future_volume[f'{days}_day_future_volume'].corr(df_future_volume[f'{days}_day_nk_average'])
    correlation_20_days_future_volume
    結果 0.4913873254196923

     

  • 【中期観点】マーケットは不透明感を嫌う

    【中期観点】マーケットは不透明感を嫌う

     

    今回は主に米国市場を軸に、中期的なマーケット環境を整理していきます。


    FOMC後も続く「データ次第」のスタンス

    7月のFOMCでは、事前予想通り0.25%(25bp)の利上げが実施されました。声明文では「9月以降は経済データ次第」という姿勢が明確に打ち出され、今後の政策スタンスはあくまでインフレ率や雇用指標の推移に依存する形となっています。
    つまり、利上げ再開も利上げ停止も両方の可能性が残されており、市場にとっては非常に読みづらい状況が続いているということです。


    不透明感が生むボラティリティと投資家心理

    この「データ次第」という曖昧なスタンスは、短期的なボラティリティを生みやすく、投資家心理を不安定にします。CPIやPCE、雇用統計の発表ごとに市場の期待が揺れ動き、金利先物や株価指数が上下に振られる展開が続いています。
    いわば、投資家は常にPCの前に張り付いていなければならない状態が続いており、イベントドリブンな相場構造が定着しているといえます。


    9月相場の季節性と需給面のリスク

    米国市場には「9月は調整が入りやすい」という明確な季節性があります。
    これは会計年度や投資信託のリバランスに伴う売り需要、夏枯れ相場明けのポジション整理などが重なり、統計的にも過去50年で最もパフォーマンスが低下しやすい月として知られています。
    そのため、金利動向の不透明さと季節的要因が重なる9月〜10月前半は、株式市場にとって警戒すべきタイミングといえるでしょう。


    強いファンダメンタルズが支える相場

    一方で、企業業績や経済指標は依然として堅調です。テクノロジー大手を中心に業績が好調で、雇用も底堅く、消費マインドも回復しています。
    特に生成AIブームやリショアリング(生産拠点の国内回帰)関連の投資が進んでおり、企業収益の押し上げ要因となっています。
    このような構造的な強さがあるため、短期的な調整が入っても押し目では買いが入りやすく、2〜3週間で切り返すパターンが多く見られます。1〜2ヶ月で10%以上の下落は起こりにくい環境が続いています。


    中期的なシナリオと投資戦略

    これらを総合すると、株価の中長期的な見通しを考える上で最も重要な金利の行方は依然として不透明です。
    しかし、企業業績と景気指標の堅調さが下支えとなるため、大幅な下落よりも「もみ合いながら高値を切り下げる展開」をメインシナリオとして想定するのが現実的です。特に10月までは、金利要因による揺さぶりと季節的な需給調整が交錯する局面が続くと考えられます。

    投資家としては、短期的なニュースに振り回されるよりも、企業の収益性改善や新しい成長テーマに注目し、押し目で段階的にポジションを構築する戦略が有効です。
    市場は不透明感を嫌いますが、その不透明さこそが次のチャンスを育てる土壌でもあります。


    「不透明感」を数値化するVIX指数

    マーケットの不透明感を客観的に測る指標として「VIX指数(恐怖指数)」があります。 通常は10〜20の間で推移しますが、これが20を超えて上昇傾向にある時は、投資家が「先行きが見えない」と不安を感じている証拠です。

    不透明な局面での資金管理(キャッシュポジション)

    「休むも相場」という格言があります。 先行きが不透明な時(重要イベント前や、ヘッドラインニュースで乱高下する時)に、無理にポジションを持つ必要はありません。

    • 平常時: フルインベストメント(株式100%)
    • 不透明時: キャッシュ比率を30%〜50%に引き上げる

    現金を多く持っておくことで、不透明感が晴れてトレンドが発生した瞬間に、万全の状態で波に乗ることができます。 「わからない時は何もしない」ことこそ、生き残るための最大の防御です。


    関連記事:

    #米国株

     

  • 時間足でみる 上昇継続とピークアウト

    時間足でみる 上昇継続とピークアウト

     

    時間足でみる「上昇継続」と「ピークアウト」の見極め方

    デイトレードや短期的なスイングトレードにおいて、1時間足でのトレンド把握は非常に重要です。現在の流れがまだ続くのか、それとも勢いを失い転換点(ピークアウト)を迎えたのか。そのサインを早期に読み解くことは、利益の最大化とリスク管理に直結します。

    この記事では、1時間足チャートを読み解く上で最も基本的かつ強力な判断基準について解説します。

    上昇トレンド継続のサイン:「安値の切り上げ」

    上昇トレンドが継続している場合、最も重要なサインは**「安値の切り上げ」**が続くことです。これはダウ理論における上昇トレンドの明確な定義そのものです。

    株価が上昇を続ける中でも、一本調子で上がることは稀で、必ず一時的な下落(調整)を挟みます。元の記事にあるように、株価が調整に入ると、移動平均線(MA)、過去に意識された価格帯(節目)、あるいは自身で引いたトレンドラインなどが「サポート(支持線)」として機能することが多くなります。

    価格がこれらのサポートライン近辺で反発し、前回の安値よりも高い位置で底を打つ(安値を切り上げる) 限り、上昇の勢いはまだ強いと判断できます。多くのトレーダーは、この反発を確認したポイントを「押し目買い」の絶好のチャンスと見なします。

    日経平均株価 1時間足 上昇トレンド

    以下はもみ合い気味の上昇トレンドの場合です。

    日経平均株価 1時間足 もみ合いからの上昇トレンド継続

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    トレンド終わった後のチャートパターンについてです。

    【テクニカル】上げ止まり、下げ止まりのチャートパターン

    下落トレンドの場合

    ピークアウト(下落転換)のサイン:「押し安値割れ」と「高値の切り下げ」

    では、上昇トレンドが終わり、ピークアウトする時はどのような兆候が現れるのでしょうか。

    最初の危険信号は、上昇トレンドを支えてきた**「押し安値(上昇トレンドにおける直近の安値)」を明確に割り込む**ことです。これは、買い方の勢いが弱まり、売り方の圧力が強まったことを示すダウ理論上のトレンド転換の第一波です。

    元の記事で3月の事例として挙げられているように、この「押し安値割れ」が起きた後、さらに決定的なサインが現れます。それは、株価が一時的に反発(戻り)を見せたとしても、**前回の高値を超えることができず、それよりも低い位置で頭打ちになる(高値を切り下げる)**ことです。

    この2つのサイン(押し安値割れ+高値切り下げ)が揃うと、ダウ理論上の上昇トレンドは明確に終了し、下落トレンドへの転換が強く意識されます。

    また、記事で指摘されている「1時間足20MA」のような短期の移動平均線も有効な指標となります。上昇中はサポートとして機能していたMAが、転換後は逆に「レジスタンス(抵抗線)」となり、株価がMAを回復してもすぐに売り叩かれるようになると、ピークアウトは本物である可能性がより高まります。

    日経平均株価 1時間足 もみ合いからの弱気トレンド転換

    以下は3月2回目の最高値更新後の値動き。ここでも安値が切り下がり続けている。また1時間足20MAを回復してもすぐに売りが入り下落する。

    日経平均株価 1時間足 弱気トレンドと下落ダウの形成

    まとめ

    1時間足レベルの上昇トレンドは、安値の切り上げと押し目での反発が継続しているかどうかが鍵です。反対に、押し安値を割り、高値も更新できなくなったときがピークアウトのサインです。短期トレーダーにとっては、これらのサイクルを早期に察知することで、次の波に乗るための戦略を立てやすくなります。

    #日経平均 #日経225先物デイトレード #米国株

     

  • トレンドフォロワー必須のスキル

    トレンドフォロワー必須のスキル

    時にひとつの物事をいろいろな角度から見つめることが大切です。

    プロニートORZさんがシンプルかつ短い動画でまとめてらっしゃるので紹介します。 FXで動画を作成されていますが、日経や他の銘柄でも同じ考え方で大丈夫です。ぜひご覧ください。

    初学者向け

    まずはこちらの動画をみるのがおすすめ。

    トレンドフォロー

    「トレンドフォロー(順張り)」とは、相場の流れに逆らわず、流れに乗る手法です。 川の流れに沿って泳ぐのが楽なように、相場のトレンドに乗ることで、勝率と利益率を最大化できます。

    • メリット: 一度のトレードで大きな利益(値幅)を狙える。
    • デメリット: トレンドが発生していないレンジ相場では、損切りが続きやすい(往復ビンタ)。

    MTF分析

    トレンドフォローを行う上での必須スキル

    「木を見て森を見ず」にならないために。 1つの時間足(例:5分足)だけを見ていると、大きな流れ(例:1時間足や日足)が上昇なのか下降なのか分かりません。

    • 環境認識: 長期足で現在のトレンド方向(上か下か)を把握する。
    • エントリー: 短期足でタイミングを計る。 長期足のトレンド方向に沿って、短期足でエントリーするのが鉄則です。

    ダウ理論

    チャールズ・ダウが提唱した、テクニカル分析の原点にして頂点です。 特に重要なのが**「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」**という定義です。

    • 上昇トレンド: 高値・安値がともに切り上がっている状態。
    • 下降トレンド: 高値・安値がともに切り下がっている状態。 この定義を理解していれば、「もう上がりすぎだから売ろう(値ごろ感の逆張り)」といった根拠のないトレードで失敗することを防げます。

    レジサポライン(水平ライン)

    レジサポライン(水平ライン)

    世界中のトレーダーが注目している「価格帯」を可視化するラインです。

    • レジスタンス(抵抗線): 上値を抑えている価格帯。ここを抜けると上昇が加速しやすい。
    • サポート(支持線): 下値を支えている価格帯。ここを割ると下落が加速しやすい。 ライン付近でのプライスアクション(反発するか、ブレイクするか)を見極めることが、エントリーと決済の鍵となります。

    トレンドライン

    トレンドの角度や勢いを把握するための斜めのラインです。 上昇トレンドなら安値同士を、下降トレンドなら高値同士を結んで引きます。

    • 機能: トレンドラインにタッチして反発すればトレンド継続、割り込めばトレンド転換の予兆となります。
    • チャネルライン: トレンドラインと平行に引いたラインで、トレンドの上限・下限の目安となります。

    おすすめ記事。

    トレンドフォロー初学者が最初に始めること

    テクニカルの基本に関する記事はこちらにまとめています。

    テクニカル分析まとめ


     

  • 【日経225先物】利確の考え方

    【日経225先物】利確の考え方

     

     

     

    ここでは利確の基本的な考え方について書いてます。
    相場環境にもよりますが、スキャルピングからデイトレ(3分~15分足)のダウに向いております。

    買いの2パターン

    以下はダウ理論を用いた決済の考え方です。
    1枚目の赤丸で買ったとすればエントリー足の三尊(ダブルトップ)の押し安値割れで決済します。

    テクニカル ダウ理論によるエントリーと決済の基本 ロング編

    2枚目はMAを用いたグランビルの法則による決済です。
    買ったポイントは1枚目と同じレートだとして、レートがMAを下抜けた時点で決済します。

    テクニカル ダウ理論によるエントリーと決済の基本 ロング編20MA基点の場合

    売りの2パターン

    買いをそのまま逆さまにした形ですが、一応記載します。
    赤丸で売り、逆三尊の右肩形成から直近戻り高値上抜けで決済です。

    テクニカル ダウ理論によるエントリーと決済の基本 ショート編

    2枚目はMAを用いたグランビルの法則による決済です。
    売ったポイントは1枚目と同じレートだとして、レートがMAを上抜けた時点で決済します。

    テクニカル ダウ理論によるエントリーと決済の基本 ショート編20MA基点

    いかがでしたでしょうか?
    筆者は基本的にダウ終了で決済する場面が多いです。
    なお、実際には横の節目(水平ライン)も合わせて考えていくことになるでしょうが、まずは上記を念頭にいれておくとよいでしょう。

    利確はエントリーより難しい

    「頭と尻尾はくれてやれ」と言いますが、天井で売り抜けることはプロでも不可能です。 利益を最大化しようとして、逆に含み益をすべて溶かしてしまった経験はありませんか? これを防ぐためのテクニックを紹介します。

    1. 分割決済(部分利食い)

    ポジションを複数枚持っている場合、ターゲットに到達したら半分だけ利確し、残りの半分はさらに利益を伸ばす手法です。 これにより「利益を確保しつつ、トレンドの恩恵も受ける」という精神的な安定が得られます。

    2. トレーリングストップ

    株価の上昇に合わせて、逆指値(ストップロス)のラインを切り上げていく手法です。 これなら、急落しても最低限の利益は確保でき、トレンドが続く限り利益を無限に伸ばすことができます。

    プロスペクト理論に勝つ

    人間には「利益は早く確定したい、損失は先延ばしにしたい」という本能(プロスペクト理論)があります。 この本能に打ち勝つためには、エントリーする前に「ここで利確する」という出口戦略を明確に決めておくしかありません。



    #日経平均
    #日経225先物デイトレード

  • 米国株指数 vs 日経平均【短期比較分析2024】

    米国株指数 vs 日経平均【短期比較分析2024】

     

    米指数、目先は値幅調整が起こりやすいか

    4月堅調を維持してきた米国指数ですが、決算シーズンに入り高値圏でのもみ合いが続いています。詳しく見るとナスダックは高値が4月4日であるのに対し、S&P500とダウは4月18日とダイバージェンスが発生しています。そして直近は三指数とも時間足で短期下落トレンドが続いており、日足で見ると5日線を割り込んでいる状態です。
    特に早めに高値をつけたナスダックは高値を切り下げており、移動平均線の下押し圧力も受けて(グランビルの法則)4時間足120MA(20日線)も割り込んでおり、今晩にでも時間足ネックラインを再度試しそうな展開です。
    S&P500の約30%は大型テックの銘柄で占められており、ナスダックが調整してくるとなると自然とS&P500も調整に向かうものと考えられます。

    日経平均、S&P500、ナスダック 比較4時間足チャート
    4時間足 左から、S&P500、ダウ、ナスダック

    日経平均は堅調に推移するか?

    米国指数が短期調整を迎えている中で、日経平均やTOPIXは相対的に堅調に推移しており、まだ4時間足で安値を切り上げている状況です。5日線の攻防という点では同じですが、挟んで上下する展開で5日線の向きも上向きをなんとか保っている状況でもうひと上げあってもおかしくないでしょう。
    日足ベースでの調整が入っても⑶の重要な節目や28000のラインで押し目買いが入る可能性も高く、5月上旬まで高値を保った年も少なかからずあることを考慮すると本格的な上昇下落はまだ先かもしれません。

    目先のポイントとしては⑶を割る値動きが起こるかどうかで、ここを割れれば少なくとも28000までの調整が意識されると考えています。

    日経平均株価4時間足チャート イベント名称付き
    4時間足 日経ラージ

    その後の値動き 

    2023/05/15更新

    日経CME日足
    日足

    その後はもうひと伸びした後、トレンドチャネル割れで下落トレンドへ転換した。

    【普遍的理論】NS倍率とデカップリング

    ※上記は2024年の事例分析ですが、日米株価指数の関係性には普遍的な理論があります。

    NS倍率(日経平均 ÷ S&P500)

    日経平均とS&P500のどちらが強いかを見る指標です。

    • 上昇: 日本株優位
    • 下落: 米国株優位

    デカップリング(連動性の乖離)

    通常は連動する日米株価ですが、以下のような局面では逆の動き(デカップリング)をすることがあります。

    1. 日銀の政策変更: 日本独自の金融引き締め懸念がある時。
    2. 円キャリートレードの巻き戻し: 急激な円高が進行する時。

    「米国株が上がったから日本株も上がるはず」という単純な思考停止に陥らず、NS倍率や為替動向を見て、その日の「主役」が誰なのかを見極めることがデイトレードの勝率アップに繋がります。

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    日経平均 vs 米国株指数【中長期比較分析】

  • グランビルの法則

    グランビルの法則

     

     

    トレンド転換、トレンド延伸の合図

    ジョゼフ・E・グランビル氏が提唱した理論である「グランビルの法則」は、主に移動平均線の傾向や乖離率を通じて、相場の方向性を分析する手法です。

    チャートにみるグランビルの法則

    テクニカルにおいてはMAを基準にしてグランビルの法則が活用されることが多いですので、例を画像でみていきます。

    1時間足と4時間足の20-25MAは最も短期トレーダーに意識されているMA

    青の20MAをみていただきたいのですが、短期トレーダーには最も意識されるMAです。以下一例ですが、サポート帯やレジスタンス帯として意識されているのがわかります。一般的にトレンド発生するときやトレンド最中の上昇ダウ、下落ダウ形成時に節目とともに意識される傾向があります。
    加えて、20MAと80MAや5日線と25日線の組み合わせで、これらのMA同士か収束(スクイーズ)から拡散(エキスパンション)ときは値幅が出やすい傾向があります。

    日経平均株価1時間足チャート グランビルの法則が効いてる箇所
    1時間足
    日経平均株価4時間足チャート グランビルの法則が効いてる箇所
    4時間足

    レートの方向性を示し20-25MAを中心に上下する

    日足レベル(環境足)でトレンドが発生する場合は、以下のように4時間足レベルで20MAを中心に波を描きながら上昇もしくは下落していく傾向があります。
    これは、週足と日足、4時間足と15分足、1時間足と5分足、といった組み合わせでもよく見られます。

    日経平均株価4時間足チャート 上昇ダウ
    4時間足

    MAがサポート、レジスタンスになることがある

    全て日足ですが、特に25日線、50日線、75日線、100日線、200日線はサポートやレジスタンスになることがあります。
    特に、25日線は底打ち後の逆三尊(ダブルボトム)右肩や天井を打った後の三尊(ダブルトップ)右肩で意識されることが多く、多くの投資家にエントリーシグナルとして活用されています。

    日経平均株価日足チャート グランビルの法則が効いてる箇所
    日足
    日経平均株価日足チャート 上昇でグランビルの法則が効いてる箇所
    日足
    日経平均株価日足チャート もみ合いでグランビルの法則が効いてる箇所
    日足

    まとめ

    短期トレードでは4時間足と1時間足の20MAを最も意識すること
    レジスタンスやサポートとしてだけでなく、トレンドの方向性も

    トレンドは環境足の20または25MAを指針にする

    環境足とトレード足の組み合わせ
    →週足と日足、4時間足と15分足、1時間足と5分足

    日足~分足までMAはレジスタンスやサポートになりうる

    特に日足のトレンド転換時には要注意

    ぜひ、これらの情報を基にチャートを見直してみてください!今までと見方が変わると思います。

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