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  • 2025.10.30 シナリオ確認

    2025.10.30 シナリオ確認

    おはようございます。

    ※今月末でnoteでの有料サービスを終了します。すでに本プラン削除申請を出しておりますが、解約いただかないと来月分まで料金請求が発生しますので恐れいりますが退会手続きをお願いいたします。

    日経CME日足
    日足

    ジリ上げ継続ですが、25日線からは引き続き乖離しており時間足レベルでの押し目買いでは分足のダウが崩れたら決済が無難な展開です。

    日経CME4時間足
    4時間足

    次回スキャル〜デイトレ押し目買いポイントは4h20MAとトレンドラインタッチがシグナルです。
    注意点として、トレンド転換すると今までの上昇が嘘のようにスルスル下落していきますので、押し安値割れには必ず損切りを入れます。

  • 2025.10.28 環境・シナリオ確認

    2025.10.28 環境・シナリオ確認

    日経CME日足
    日足

    25日線からの乖離はあまり縮小していません。
    最低でも5日線まで、複数日以上のスイングロングであれば25日線までの収束を待ちます。

    日経CME4時間足

    前回と同じですが、分足崩壊決済のスキャル〜デイトレであればトレンドライン〜4h20MAまでの収束でロングを狙えます。

  • 【日経平均株価】徹底比較:1990年 対 現代

    【日経平均株価】徹底比較:1990年 対 現代

    前回記事:

    今の日本株は「バブル」の再来か?


    1990年と現代、二つの時代の市場を比較すると

    その違いは、数字の上でも、そしてその背後にある構造的な質の上でも明白です。本セクションでは、定量的および定性的な側面から、両者を直接比較していきます。

    定量スコアカード:二つの時代の記録

    マクロ経済環境と株式市場の主要指標を比較することで、両者の根本的な違いが浮き彫りになります。

    表1:マクロ経済指標の比較

    指標バブル期(1988年~1990年頃)現代(2023年~2025年頃)
    実質GDP成長率高成長(平均5%超)緩やかな成長(0.3%~1.2%)
    消費者物価指数(CPI)穏やかだが上昇傾向(平均2.0~3.0%)デフレ脱却、穏やかなインフレ(2.0%~3.0%)
    政策金利低水準(2.5%)から急激な引き上げへゼロ近傍から正常化へ(~0.5%)
    マネーサプライ(M2+CD)伸び率高水準(平均10%超)低水準(平均3%未満)
    全国市街地価格指数爆発的な上昇(年率二桁成長)安定から緩やかな上昇へ

    表2:株式市場の特性比較

    特性1989年12月2024年~2025年頃
    日経平均株価水準約38,915円38,915円を突破し、40,000円超へ
    平均PER(東証一部/プライム)約61.7倍約16.5倍
    時価総額上位企業銀行が独占(NTT、興銀、住友銀、富士銀、第一勧銀)多様化:製造業(トヨタ)、ハイテク(ソニー、日立)、金融(三菱UFJ)、小売(ファーストリテイリング)
    市場の主な牽引役国内の過剰流動性と投機企業業績とガバナンス改革

    これらの表が示すように、1989年の株価の頂点は、過剰な信用供与と資産インフレに支えられた高成長経済の中で形成されました。一方、現代の頂点は、緩やかな成長とインフレ、そして金融引き締めへの転換期という、全く異なる背景を持っています。
    特にPER(株価収益率)の劇的な違いは、1989年の市場が投機的なバブルであったのに対し、現代の市場がファンダメンタルズに基づいていることを明確に示していると言えます。


    見えざる変革:質的なシフト

    数字以上に重要なのは、日本企業と金融システムの「DNA」そのものが変化した点です。

    まず第一に、コーポレートガバナンス改革が挙げられます。
    1990年当時、企業の経営陣は株主に対して事実上説明責任を負っておらず、収益性よりも市場シェアを重視し、資本は非効率な株式持ち合いに固定されていました。
    現在では、各種の制度改革や投資家からの圧力により、ROE(自己資本利益率)の改善や、自社株買い・増配を通じた株主還元の最大化が、経営の最優先課題の一つとなっています。
    これは単なる景気循環的な変化ではなく、日本の資本主義における不可逆的な構造転換であると考えられます。

    第二に、投資家層の変化です。
    1990年の株主構成は、発言力の乏しい国内金融機関が中心でした。
    一方で、現代では海外投資家が最大の売買主体となり、アクティビスト(物言う株主)の活動も過去最高水準にあります。
    この変化は、かつてのバブル期に見られた経営の自己満足を許さない、強力な外部からの規律として機能しています。
    こうした外圧は、経営陣にグローバル基準の資本規律を遵守させる力となり、1980年代のような非合理的なバブル形成を抑制する強力な予防策となっています。

    第三に、金融システムの健全化です。
    1980年代のバブルを無謀な融資で煽った銀行セクターは、今では全く異なる存在になりました。
    バブル崩壊後の不良債権処理と、自己資本比率規制の厳格化を経て、現在の銀行は堅固な資本基盤を持ち、貸出姿勢もはるかに慎重です。
    日本銀行の最新の「金融システムレポート」でも、金融システム全体が安定しており、大きなストレスに対する耐性を備えていると評価されています。
    かつてリスクの震源地であった銀行セクターが、今では安定の礎へと変わったことは、日本経済の最大の変化点の一つと言えるでしょう。


    総括、展望、および戦略的示唆

    結論:過去の反響ではなく、新たな旋律へ

    本レポートの分析から導かれる結論は明確です。
    現在の株式市場の上昇は、1980年代のバブルとは本質的に異なる現象です。
    日経平均株価という表面的な水準は類似していますが、その土台は全く別物です。
    1989年の頂点が、低金利、非合理的なバリュエーション、そして脆弱な金融システムの上に築かれた「砂上の楼閣」であったのに対し、現代の市場は堅実な企業収益、構造的なコーポレートガバナンス改革、そして合理的なバリュエーションによって支えられています。
    これは過去の反響ではなく、変革を遂げた日本経済が奏でる新たな旋律と言えるでしょう。


    新たなリスクの構図:異なる風景の中での航海

    とはいえ、「バブルではない=リスクがない」というわけではありません。
    現代の市場は、外部環境および国内の構造問題に根差した、全く新しいタイプのリスク群に直面しています。

    • 人口動態という逆風
      「2025年問題」に象徴されるように、団塊の世代が後期高齢者となることで、構造的な労働力不足が深刻化します。
      これは長期的な経済成長を制約し、社会保障費を増大させ、多くの中小企業で後継者問題を引き起こす可能性があります。
    • 地政学的な不確実性
      世界は1980年代の日米貿易摩擦の時代から、米中戦略的競争という、より複雑で不安定な時代へと移行しました。
      日本はこの対立の最前線に位置し、経済安全保障、サプライチェーンの再構築、防衛政策などの課題に直面しています。
      また、保護主義的な米国政権が再び誕生する可能性は、関税政策や同盟関係の安定性に新たな不確実性をもたらします。
    • 金融政策と円の行方
      日本銀行による金融正常化の道のりは、依然として困難を伴います。
      性急な引き締めは、脆弱な景気回復の芽を摘みかねない一方で、対応が遅れれば円安がさらに進行し、輸入インフレを悪化させるリスクがあります。
      今後の円相場の動向は、企業収益および市場全体にとって、依然として最大の不確定要因であり続けます。

    投資家への戦略的示唆

    以上の分析を踏まえると、投資家にとっていくつかの重要な戦略的示唆が得られます。
    もはや日本市場は、マクロ的な金融緩和や期待だけで動く市場ではありません。

    コーポレートガバナンスの構造改革が進んだことで、個別企業のファンダメンタルズを重視するボトムアップ型の投資戦略にとって、かつてないほど魅力的な環境が整いつつあります。

    今後の投資戦略では、ガバナンス改革の恩恵を直接受ける企業、すなわち潤沢なキャッシュフローを持ち、積極的に株主還元を強化している企業に注目すべきです。
    また、労働力不足に対応する自動化やDX(デジタルトランスフォーメーション)といった、日本の構造的課題に対するソリューションを提供する企業にも、長期的な成長機会が見出せるでしょう。

    ただし、投資家は新たなリスクにも備える必要があります。
    かつての国内信用リスクに代わり、地政学的リスクや為替の急変動が、現在では市場安定を脅かす主要要因となっています。
    これらの外部リスクを適切にヘッジしつつ、日本企業の質的変革から生まれる新たな価値を見出すことこそが、今後の日本株投資で成功するための鍵となるでしょう。


    シリーズ記事(全3回):

    1. 今の日本株は「バブル」の再来か?

      今の日本株は「バブル」の再来か?

      以下の記事の続きです。

      導入

      2024年2月、日経平均株価は実に34年ぶりに史上最高値を更新し、市場は40,000円台という新たな領域へと足を踏み入れました。この歴史的な出来事は、多くの投資家にとって喜ばしいニュースであると同時に、一つの大きな問いを投げかけています。

      「現在のこの株価上昇は、1980年代後半のような実態のない『バブル』の再来ではないのか?」

      あの時代、株価も地価も「決して下がらない」という神話のもと、常軌を逸した高騰を見せました。そして、その崩壊が「失われた30年」と呼ばれる長い経済停滞の始まりとなったことを、私たちは知っています。

      本記事では、この根源的な問いに答えるため、1990年の「バブルの頂点」と「現代の市場」が、いったい何が同じで、何が決定的に違うのかを、以下の3つの側面から徹底的に比較分析します。

      1. マクロ経済環境(金融政策と経済成長)
      2. 株価評価の「質」(バリュエーション)
      3. 市場を支える要因(企業統治や金融システム)

      この比較を通じて、現代の日本市場が持つ本当の強さと、直面するリスクを探っていきましょう。


      バブル経済の解剖:1990年の市場は何が異常だったのか

      このラインより上のエリアが無料で表示されます。

      まず、比較の基準点として、1980年代後半のバブル経済がどのようにして生まれ、どれほど異常だったのかを振り返ります。

      すべての始まりは、1985年の「プラザ合意」でした。米国の貿易赤字を是正するために行われたこの国際合意により、急激な「円高」が進行します。日本の輸出産業は深刻な「円高不況」に見舞われました。

      この不況に対応するため、日本銀行は強力な金融緩和策を打ち出します。公定歩合(当時の政策金利)は史上最低の2.5%まで引き下げられました。この政策によって市場に溢れた、コストの安い潤沢な資金(過剰流動性)は、しかし、不況に喘ぐ設備投資のような実体経済には向かいませんでした。その資金が向かった先こそが、株式と不動産だったのです。

      そこから、「資産価格スパイラル」と呼ばれる投機的なループが形成されました。

      1. 市場に溢れた資金が不動産や株式に流入し、価格が上昇します。
      2. 資産価格が上がると、その土地や株の「担保価値」も上がります。
      3. 銀行は、上がった担保価値を元手に、さらに多額の融資を実行します。
      4. そのお金が、再び不動産や株式に流れ込む…。

      この「上がるから買う、買うから上がる」という熱狂の連鎖は、特に土地価格に顕著に表れました。「東京都の山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買える」とまで言われたのは、まさにこの時代の話です。銀行は、借り手の返済能力(キャッシュフロー)ではなく、上がり続ける土地の担保価値だけを見て融資を拡大し、このバブルを未曾有の規模まで膨張させました。

      では、当時の株価はどれほど実態と乖離していたのでしょうか。 それを最も明確に示す指標が「PER(株価収益率)」です。これは「株価が会社の利益の何倍か」を示す数値で、低いほど割安とされますが、1989年末のピーク時、東証一部上場企業の平均PERは、驚異的な「61.7倍」に達していました。

      この数値は、企業の収益力や成長性といったファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から完全にかけ離れた異常値です。当時の株価は、合理的な利益予測ではなく、「日本の株価は下がらない」という根強い神話に支えられた、ただの投機的な熱狂によって維持されていたに過ぎません。

      2025年9月PER18倍
1990年12月PER60倍台

      現代の市場分析:2024年の株高は何が違うのか

      34年の時を経て最高値を更新した現代の日本市場は、このバブル期とは「全く異なる」経済環境と構造的な要因に支えられています。

      第一に、マクロ経済のパラダイムが正反対です。 現代の日本経済は、数十年にわたるデフレから脱却し、2%〜3%台の持続的なインフレ環境へと移行しました。この変化を受け、日本銀行は長年のマイナス金利政策を解除し、金融政策を「緩和」から「正常化(引き締め)」の方向へと進めています。市場に過剰なお金が溢れていたバブル期とは真逆の状況です。

      第二に、現在の株価上昇を牽引している要因が、極めて健全である点です。

      1. 堅調な企業業績 歴史的な円安が輸出企業の収益を押し上げているだけでなく、長年にわたる事業の選択と集中により、日本企業の基礎的な「稼ぐ力」そのものが向上しています。

      2. 決定的な「ガバナンス革命」 これが1990年との最大の違いかもしれません。東京証券取引所による「PBR1倍割れ企業」への改善要請などをきっかけに、日本企業の経営意識が劇的に変化しました。 かつては安定や従業員を最優先し、余った現金を溜め込むだけだった経営から、資本効率と株主へのリターンを重視するグローバル基準の経営へと移行したのです。その結果、企業は**過去最高水準の「自社株買い」や「増配」**を積極的に実施しており、これが株価を直接的に押し上げる強力な要因となっています。

      3. 海外投資家の存在 このガバナンス改革と日本株の割安感に注目した海外投資家が、日本株を大幅に買い越しています。彼らの存在は、経営陣に対して「もっと株主価値を高めよ」という健全なプレッシャーとして機能しています。

      では、現代の株価の「実力」はどうでしょうか。 日経平均株価が史上最高値を更新した2024年2月時点の予想PERは、「約16.5倍」でした。

      この「16.5倍」という数値は、バブル期の「61.7倍」とは比較になりません。現在の堅調な企業収益や妥当な成長期待によって、十分に正当化される合理的で堅固な水準です。


      現代市場特有のリスク要因:円高への転換

      このように、現代の市場は34年前と比較して格段に健全な土台を持っていますが、もちろんリスクが全くないわけではありません。現在の株高を支える要因の一つである「円安基調」が「円高基調」へ転換した場合、複数のリスクが生じることが予想されます。

      まず、輸出企業の採算が悪化し、好調だった業績見通しが下方修正されやすくなります。これは株価の直接的な下押し圧力となります。

      また、海外投資家の動向にも注意が必要です。彼らが為替差損を避けるために「円買い・日本株売り」のポジションを取るようになると、市場全体の売り圧力が増し、株価の変動性(ボラティリティ)が急上昇する可能性があります。

      さらに、企業収益が圧迫されることを通じて、ようやく上向き始めた賃上げや設備投資の活動にもブレーキがかかり、景気全体の鈍化を招く恐れもあります。

      全体として、円高へのトレンド転換は、現在の日経平均にとって明確な調整圧力として作用しやすい局面であることは、十分に認識しておく必要があります。


      結論:二つの頂は「似て非なるもの」

      1990年の頂点が「過剰流動性(カネ余り)」と「土地神話」によって膨らんだ投機的な熱狂、すなわち「バブル」であったのに対し、現代の頂点は、「企業の実力(業績)」と「株主への意識改革(ガバナンス)」という、確かなファンダメンタルズに支えられています。

      もちろん、先ほど述べた「円高」のような短期的なリスク要因は存在し、市場の調整はいつでも起こり得ます。しかし、その構造的な土台を見る限り、現在の日本市場は34年前とは全く異なる、より健全で持続的な成長軌道の上にあると言えるのではないでしょうか。

      次回は図解でバブル期と現代を徹底比較しようと思います。

    2. 1990年のバブル時最高値を振り返る【チャート編】

      1990年のバブル時最高値を振り返る【チャート編】

      少し押したらすぐに拾われる状態の日経平均ですが、いよいよ過熱感を報じる記事も出てきています。とはいえ、そんな記事がでてもお構いなしで上昇していくのがバブル相場なのですが、ここでは1990年の最高値を振り返り比較したいと思います。

      アングル:総強気の日本株、個人もトレンドフォロー 天井近い「陶酔」とも

      真のバブル時は「このまま相場は上がり続ける、だから高くとも買わないと乗り遅れる」という投資家心理が先行し高値追いが続くわけですが、個人の買いが続いている状態は1990年のバブル時を思い起こさせます。

      チャート・テクニカル観点

      現物日足

      1990年時の高値は年末の大納会~大発会のタイミングでした。その後、25日線を割りこんだ後のリバウンドで25日線に高値が押さえ込まれそのまま約30%の下落を演じました。
      大納会~大発会 天井
      1~2月 調整局面
      2月~3月 25日線がレジスタンス
      →下落トレンド開始
      という流れになったわけですが、ここで今年のチャートと比べてみましょう。

      現物日足

      9~10月に調整がないという点に関しては1990年も同じ、さらに25日線のサポートが続いているという点も似ています。25日線タッチに関しては今年の方が明確にサポートされており今年の方が強いとも言えます。
      大納会~大発会 天井
      1~2月 調整局面
      2月~3月 25日線がレジスタンス
      →下落トレンド開始
      仮に上記1990年の流れを年末以降も当てはまてみると、赤シナリオのような値動きになると考えられます。

      テクニカルで見る「バブル崩壊」の予兆

      当時のチャートを現代のテクニカル分析で振り返ると、暴落の前には明確な「売りサイン」が出ていたことがわかります。

      1. 月足レベルのダイバージェンス

      1989年末に向けて株価は最高値を更新し続けましたが、RSIやストキャスティクスといったオシレーター系指標は、高値を切り下げる「ダイバージェンス(逆行現象)」を起こしていました。 これは「価格は上がっているが、上昇のエネルギーは枯渇している」ことを示す、最も危険なシグナルです。

      2. 「三尊天井」の形成失敗と急落

      最高値をつける過程で、綺麗な三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダー)ではなく、最後の上げが急激すぎる「バイイング・クライマックス(セリング・クライマックスの逆)」のような形になりました。 誰もが陶酔し、押し目を作らずに一本調子で上げた相場ほど、崩れる時は一瞬です。

      現代への教訓:歴史は韻を踏む

      「今回は違う(This time is different)」 これはバブルの頂点で最も囁かれる言葉です。しかし、チャートが描く人間の心理パターンは、30年前も現在も変わりません。

      • 教訓: ファンダメンタルズ(景気や企業業績)がどれだけ良くても、チャートが「天井」を示唆したら、素直にポジションを落とすこと。

      1990年の教訓は、今の私たちに「熱狂の中でこそ冷静になれ」と教えてくれています。

      次回、PERやファンダメンタルズ観点を書く予定です。

      関連記事:

      日経平均株価チャート分析【3か月・日足確認】

    3. 【日経平均】この55年間の11月、12月、1月に5%以上の下落はどれほど起こったのか

      【日経平均】この55年間の11月、12月、1月に5%以上の下落はどれほど起こったのか

      10月も後半を迎え、このまま大した調整もなく年末シーズンに突入していきそうな勢いですが、中には「季節性として9月~10月は大幅調整に警戒しないといけないのはわかっているが、11月と12月はどうなのか??」と疑問に思っている投資家もいることでしょう。

      ここでは1970年から2024年の11月と12月に前月比で5%~9.9%下落した回数と率、10%以上下落した回数と率を算出してみたい思います。

      11月と12月、前月比で5%以上の下落

      110か月のうち、-5%以上の下落は14回で12.73%でした。

      さらに10%以上の下落だけをピックアップすると、なんとたった1回で確率は0.91%でした。

      1月を加えたときの前月比で5%以上の下落

      ではここに1月を加えるとどうなるでしょうか?
      11月と12月を1セットととしたのは、年が改まるタイミングでは大発会や大納会の大型イベント(とされている)が挟まることもあり一旦分けて算出しました。

      結果ですが、164か月のうち -10%以上の下落は1回(確率約0.61%)、-5%以上の下落は23回(確率約14.02%)ということでした。

      月別に換算すると
      11月6回
      12月8回
      1月9回
      となり、あまり偏りのない値となりましたが、11月に大きな下落が少ない背景には9月~10月が調整時期になりやすいということが考えられます。

      まとめ

      データから読み解く「年末年始の魔物」

      55年分のデータを分析すると、いくつかの興味深い傾向が見えてきます。

      1. 「掉尾の一振」は都市伝説ではないが…

      12月は「掉尾の一振(とうびのいっしん)」という格言通り、年末に向けて株価が上昇しやすい月です。しかし、データを見ると**「下落する時は深い」**という特徴があります。 特に、その年の11月までに大きく上昇していた年ほど、12月に利益確定売り(利食い)が集中し、急落するケースが散見されます。

      2. 1月の「ご祝儀相場」への過信は禁物

      「新年はご祝儀相場で上がる」と思われがちですが、統計的には1月の下落確率は決して低くありません。 特に海外投資家(ヘッジファンド等)は、新しい会計年度のスタートと共にポートフォリオの組み替え(リバランス)を行うため、これまでのトレンドと逆の動きが出やすい時期でもあります。

      投資戦略への落とし込み

      このデータを踏まえた具体的な戦略は以下の通りです。

      • 11月後半: 上昇トレンドが続いていても、全力買いは控える。ポジションを軽くし始める。
      • 12月中旬: 「掉尾の一振」があれば、そこは絶好の利確ポイント。欲張らずに現金化比率を高める。
      • 1月: 新年のトレンドが明確になるまで(最初の1週間程度)は様子見。

      「アノマリー(経験則)」は絶対ではありませんが、過去の暴落パターンを知っておくことで、無用な高値掴みを避けることができます。

      次回の記事ではその内容を分析したいと考えています。

    4. 【日経平均】年末パフォーマンスを55年分の9月と8月のデータで占う

      【日経平均】年末パフォーマンスを55年分の9月と8月のデータで占う

      1970年から55年分の日経平均月間騰落率を計算しましたので、そのデータをベースに年末の値動きの傾向をみていきましょう。

      2025年の年末パフォーマンスは上昇優位

      結論からいうと、現在の高い株価の位置からでも買い下がりもあり得る結果でした。
      内容をみていきましょう。

      分析の目的とアプローチ:

      日経平均株価(日経225)における10-12月期(第4四半期)のパフォーマンスが、直前の8月および9月の市場動向によってどのように変化するかを定量的に分析・評価することを目的としています。この分析は、過去のデータに基づき、年末にかけての市場の季節性アノマリーを深く理解できるものです。
      分析にあたり、以下の4つの戦略シナリオを設定し、それぞれの条件下における10-12月期の歴史的パフォーマンスを比較検証します。

      • 戦略A: 9月の月次リターンが陽線(プラス)だった場合
      • 戦略B: 8月・9月の月次リターンが共に陽線だった場合
      • 戦略C: 9月の月次リターンが陰線(マイナス)だった場合
      • 戦略D: 8月・9月の月次リターンが共に陰線だった場合

      4戦略のパフォーマンス比較分析:

      ここでは、上記4つの戦略シナリオが10-12月期のパフォーマンスに与える影響を、主要なパフォーマンス指標を用いて横断的に比較します。これにより、各先行指標の有効性に関する全体像を把握することができます。

      以下、表にまとめました。

      2025年は戦略AとBに当てはまる

      • 最も優れたパフォーマンス: 「戦略A(9月が陽線)」は、平均リターン(1.43%)と勝率(67.05%)の両方で4戦略中最も優れた結果を示しています。

      • 最も劣後したパフォーマンス: 「戦略D(8月・9月が共に陰線)」は、平均リターン(0.22%)と勝率(52.08%)が最も低く、パフォーマンスが著しく劣後する傾向が見られます。

      • 明確な分岐点: 9月が陽線であったか陰線であったかによって、その後の10-12月期のパフォーマンス期待値が大きく異なることが示唆されています。陽線シナリオ(A, B)は、陰線シナリオ(C, D)を全ての指標で上回っていることがわかります。

      姉妹記事:

      【日経平均】この55年間の11月、12月、1月に5%以上の下落はどれほど起こったのか

      出典データについて:

      各プラットフォームに散らばった1970年1月からの日経平均株価週間のデータをインターネット上で取得し素材データとしてまとめています。今回の記事を書くにあたって、週間終値を月間終値へとまとめています。
      取得時と編集時にAIも使用し二重にファクトチェックをかけており信頼できるデータなのでご安心ください。

      .mdファイルにまとめた月間データの一部

      年末に向けての戦略

      株価指数は平年であれば8~10月に10%-20%の調整があり、そこが絶好の買い場となっていたわけですが、今年はそれが起こりませんでした。しかしここまで見てきた結果を鑑みるに、仮に現在の位置からロングポジションを取っても+のパフォーマンスが得られやすい環境にあるといえます。
      つきましては26週線までの調整を待たずの日経225先物のロングポジションエントリーも念頭に入れています。

      • 25日線までの調整から資金を分散しロングポジションをエントリーする

      こちらに戦略を切り替える可能性が高いです。
      今決めることができない理由としては、10月雇用統計発表が延期されている点、伴って日米の中央銀行の金利政策が不透明なことが主です。10月中にはその結果が出るものと考えられ、結果が出てから戦略を決定しても遅くはないでしょう。

      #日経平均株価 #日経225先物トレード

    5. 【日経平均週足】26週線への収束をみる

      【日経平均週足】26週線への収束をみる

      週足レベルでの上昇トレンドが継続している日経平均ですが、26週線との乖離率が約13%と拡散した状態が続いており、これまでの傾向だといつ26週線への収束が起こってもおかしくない状態です。
      ここでは週足テクニカル観点で年末に向けての値動きを追っていきます。

      週足レベルでのトレンド終了の目安は上昇トレンドの場合は乖離率10%-15%ほど(上昇トレンドと下落トレンドで差があります)の拡散が限界値です。
      以下、調整局面に入ったときの想定される値幅や重要節目をまずは日足からみていきましょう。

      現物日足

      きれいな上昇トレンド継続中です。25日線割れがトレンド終了の最重要シグナルです。黄色帯は窓表示をやめてサポートラインとして表示しています。

      現物日足 +フィボナッチ

      半値まで下落する場合、bおよそ38000-37000がシーズン安値。
      33%まで下落する場合、aおよそ41000-40000がシーズン安値。
      ※週足26週線は40000ほどに位置してますが、ボラで10%くらいはブレることは頻繁にあります。この場合日足では実線陰線でも週足では下ヒゲを付けることになります。

      現物週足

      画像のとおり週足で26週線から10%以上拡散した場合、必ず26週線への調整が起こりますが注意点があります。

      ①直近高安値から26週線までの収束期間は早くて1か月前後、遅いと2か月前後。
      ②収束が遅いほど値幅が出にくくトレードがやりにくくなる。

      ①の場合は2~3週間の保持でも十分なボラ、値幅が出るのでスキャルピング~デイトレ含めてトレードしやすい環境になりますが、②になる場合は日足~4時間足ではもみ合いのようになるため、私の推奨しているトレンドフォローではトレードしにくいです。

      これら点を踏まえ、直近は以下に注目してチャートをみることになります。
      ①25日線割れを起こす前後でのボラ
      ②サポートラインとなるべき位置で日足~4時間足で下ヒゲ足が連続してつくかどうか

      なぜ「26週線」が重要なのか?

      移動平均線には様々な期間設定がありますが、中長期トレンドを見る上で**「26週移動平均線(約半年間の平均コスト)」**は世界中の機関投資家が注目する最重要ラインの一つです。

      グランビルの法則と「乖離(かいり)」

      株価は移動平均線から離れすぎると、必ず引き戻される性質があります。これを「平均回帰性」と呼びます。

      • 乖離率: 現在の株価が26週線からどれくらい離れているか?
      • プラス10%以上: 加熱感あり(買われすぎ)。調整下落に警戒。
      • マイナス10%以下: 売られすぎ。自律反発(リバウンド)狙いの買い場。

      現在のチャート分析と戦略

      現在の週足チャートにおける26週線の位置を確認してください。 もし株価が26週線を大きく上回っているなら、それは「押し目待ち」ではなく「利確準備」の局面です。 逆に、株価が26週線付近まで調整してきた場合は、そこが絶好の「押し目買い」ポイントとなる可能性が高いです。

      「トレンドはフレンド」ですが、移動平均線から離れすぎたトレンドは、いつか必ず修正されることを忘れないでください。

      #日経平均
      #日経225先物デイトレード

    6. 【まとめ記事】季節性とアノマリー

      【まとめ記事】季節性とアノマリー

      この記事は、株の世界でよく言われる「季節性」や「アノマリー」といった経験則を解き明かす記事のまとめページです。

      ここでは、市場の大きな流れを読むための「サイクル分析」や「トレンド分析」、そして「月ごとの傾向」といった具体的なテーマごとに、関連する深掘り記事を整理しました。

      それぞれの記事がどんなレベルの方向けかも分かるようになっているので、ご自身の興味に合わせて、気になるトピックから読み進めてみてください。


      サイクルボトム分析

      9月~10月の日経平均株価のサイクルボトムについて、週足の高値切り下げが止まり、34000前後が最も可能性の高いシナリオとして分析されています。

      日経平均株価の2025年サイクルボトムを予測。9-10月に30,000円割れのシナリオを想定し、円高や米金融政策に注目、相対的に株価指数は弱含みの展開を示唆。

      日経平均株価の週足サイクルで、34000円を意識した下落シナリオを分析。過去のチャートから、高値ブレイク後に元の価格帯を試す傾向を指摘し、今年の夏から来年早春の注意点を解説。

      中長期トレンド分析

      日経平均株価の長期トレンドが崩壊の危機に直面。金融政策の変更と経済成長の鈍化により、25,000円を底値とする可能性が高く、投資家は慎重な姿勢が求められる。

      日経平均は米国株指数(S&P500、NYダウ、ナスダック)と比較して弱気に傾いており、中長期的に高値が限定される可能性を示唆しています。来年以降の上昇サイクルでは前回高値を超えない可能性があります。

      2024年早春の日経平均株価の安値目途を分析。34000円前後が最も確度が高く、円高要因も考慮し、33000円や32000円のシナリオも示唆。

      季節パターン分析

      日経平均の9月~10月展望を分析。米国経済のソフトランディングとハードランディングのリスクを検討し、日本株の中期的な方向性を考察。季節性と経済指標に注目。

      日経平均の2024年8月展望:米国経済のソフトランディングとリセッションリスクに注目し、株価は安値探索局面で、9月は34000-33000円が注目される。

      日経平均の2024年7月展望:米国経済の減速とリセッション懸念、日銀の金融政策転換を背景に、株価は調整局面に入り、底値探しの可能性が高い。

      日経平均の6月~7月展望:米国市場の利下げ観測と日本株のアンダーパフォーマンスを背景に、もみ合いからやや弱気のシナリオを予測。底値探しの可能性を示唆。

      2024年2月の日経平均株価展望:米国のソフトランディングシナリオと日本の緩和的金融環境が株価上昇を支える可能性を分析。米国利下げと円安が日本株にポジティブな影響を与える。

      2024年1月の日経平均株価展望:米国の利下げ動向と円安が焦点。1月は堅調も、2月は調整局面の可能性があり、中長期的には上値が限定的と予想。

      日経平均の2023年8月展望:8〜10月は調整局面、11月から上昇トレンド入りの可能性。米国の経済指標と日本の金融政策に注目し、株価の方向性を分析。

      日経平均の5月のパフォーマンスを分析。4月高値の場合は5月下落しやすく、月半ばに向けて下落する傾向があり、ボトム後は月末~6月前半に急騰しやすい。


       

      ※この記事内容は適時変更いたします。

    7. 【中長期】9月~10月サイクルボトムについて

      【中長期】9月~10月サイクルボトムについて

      サイクルボトムとは

      日経平均株価には、季節性やアノマリーに基づいた「サイクル」が存在します。その中でも、9月~10月のサイクルボトムは、歴史的に重要な安値をつけやすい時期として知られています。

      サイクルボトムの特徴

      • 年間を通じて最も下落しやすい時期
      • 機関投資家の決算期(9月末)と重なる
      • 米国市場の影響を受けやすい

      本記事では、2024年のサイクルボトムについて、テクニカル分析と季節性の観点から解説します。

      週足で高値の切り下げが止まった

      シナリオ変更の背景

      当初のシナリオでは、週足での高値切り下げ・安値更新が継続し、30,000円割れも視野に入れていました。しかし、実際の値動きは以下のように変化しました:

      変更前のシナリオ

      • 週足での下降ダウ理論が継続
      • サイクルボトムで30,000円割れの可能性
      • 弱気相場の継続

      変更後のシナリオ

      • 週足での高値切り下げが止まる
      • 最高値を目指す動きに転換
      • サイクルボトムの価格帯が切り上がる

      なぜシナリオを変更したのか

      トレードにおいて、「自分のシナリオに固執する」ことは危険です。市場は常に変化しており、新しい情報や値動きに応じて柔軟にシナリオを修正する必要があります。

      今回のケースでは、週足チャートで明確な変化が見られたため、シナリオを修正しました。これは「負けを認める」のではなく、「市場に従う」ということです。

      日経平均現物日足チャート 移動平均線は白が5日、青が25日
      日経平均現物日足チャート

      テクニカル分析に基づく価格予測

      最も確度が高いシナリオ:34,000円前後

      この価格帯が最も確度が高いと判断する根拠は以下の通りです:

      ①サポートラインの存在

      34,000円付近には、過去に何度も意識されてきた重要なサポートラインが存在します。多くのトレーダーがこの価格帯を意識しているため、買い支えが入りやすくなります。

      ②フィボナッチリトレースメント

      直近の上昇幅に対するフィボナッチリトレースメント38.2%~50%のレベルが、34,000円付近に位置しています。これは、健全な調整の範囲内であることを示しています。

      ③移動平均線のサポート

      週足の200日移動平均線が34,000円付近に位置しており、強力なサポートとして機能する可能性が高いです。

      ④過去の高値が下値支持に転換

      34,000円は、以前は上値抵抗線として機能していましたが、明確に突破した後は下値支持線に転換します。これは「レジサポ転換」と呼ばれる現象です。

      グローバル市場との相関

      日経平均株価は、米国株やドイツ株との相関が高く、これらの動向を無視することはできません。

      NS倍率(日経225 / S&P500)

      この比率が上昇している場合、日本株が米国株よりも強いことを示します。逆に、下降している場合は、米国株の方が強いことを意味します。

      現在のNS倍率の動きから、以下のことが読み取れます:

      • 米国株の影響を強く受けている
      • 米国株が調整すれば、日経平均も連動して下落する可能性

      DAX(ドイツ株価指数)

      ドイツ株も日経平均と相関が高い指標です。欧州市場の動向を把握することで、日経平均の方向性を予測しやすくなります。

      実践での活用法

      • 米国株が大きく下落した翌日は、日経平均も下落しやすい
      • 逆に、米国株が上昇すれば、日経平均も上昇しやすい
      • ただし、為替(ドル円)の影響も考慮する必要がある

      ファンダメンタルズ要因

      テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ要因も重要です。

      注目すべきポイント

      1. 円高の進行具合

      • 日米の金融政策の違い
      • 米国の利下げ観測
      • 日本の利上げ観測

      2. 関税問題

      • 米中貿易摩擦の影響
      • 日本企業への影響

      3. 企業業績

      • 第2四半期決算の内容
      • 通期見通しの修正

      円高が進行すると…

      • 輸出企業の業績悪化懸念
      • 日経平均の下押し圧力
      • サイクルボトムがより深くなる可能性

      逆に円安が進行すると…

      • 輸出企業の業績改善期待
      • 日経平均の下支え
      • サイクルボトムが浅くなる可能性

      トレード戦略

      ①押し目買いの準備

      34,000円付近まで下落した場合、押し目買いのチャンスとなる可能性があります。ただし、明確な反発サインを確認してからエントリーしましょう。

      ②損切りラインの設定

      万が一、34,000円を明確に下抜けた場合は、シナリオが崩れたと判断し、損切りを検討します。

      ③分散エントリー

      一度に全額投入するのではなく、複数回に分けてエントリーすることで、リスクを分散できます。

      まとめ

      サイクルボトムの予測は、100%当たるものではありません。しかし、テクニカル分析と季節性、ファンダメンタルズを組み合わせることで、ある程度の確度で予測することが可能です。

      重要なのは、「予測に固執しない」ことです。市場が想定と異なる動きをした場合は、柔軟にシナリオを修正しましょう。

      9月~10月は、年間を通じて最も重要な時期の一つです。しっかりと準備をして、チャンスを逃さないようにしましょう。


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